ミリタリー映画

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U571
★★★★★

生まれて初めて、公開初日に観に行った映画。内容はまあまあで、落ち着く暇がないほど、イベントが連続である。内容は、米海軍の追跡により、エンジン、蓄電池とも故障したU571は、大西洋上で味方の到着を待っていた。それを知った米海軍はUボートのふりをして米潜水艦S−33がU571に接近し、これを制圧、暗号機器のエニグマを奪取するというモノ。しかし、U571制圧後にS−33が撃沈され、そのときU571に残っていた数人の米潜水艦クルーが敵の潜水艦で応戦する。その課程で独潜水艦、独駆逐艦(実在しないZ49)を撃沈している。

 さて、問題は、U571に関するもの。私の手に入れた資料によると、最後の航海は44年で、グフタス・リュッソー中尉の指揮で、1/18の通信を最後に消息を絶った。サンダーラント飛行艇に発見された同艦は、1/28、爆雷4発の投下により撃沈。全乗員が命を落としている。

 そんな中で、手持ちの資料から以下のことを調べ上げた。まずは番号の近い、U570に関するモノ。ZC型(同型艦650隻)のこの艦は、1942/8/28にアイルランドとアイスランド間の大西洋上で英沿岸航空隊の爆撃を受け、浮上、降伏した。その後、英海軍でGraph(グラフ)と名付けられ、使用されている。もうひとつは、U573。1942/5、地中海において、ロッキード・ハドソン双発哨戒機に爆撃され、戦闘不能となったU573は、当時中立国であったスペインに逃げたが係留され、改修後に同国潜水艦G7となった。U571の近い番号で他国による「ろ獲」潜水艦が二隻もあるのは、興味深い。当時のUボートは出撃して帰ってくると、番号を代えて出撃したりもしたのと、番号には欠番があるということも「うんちく」として付け加えておこう。


U-571

「Uボート」

★★★★★★

最近、ビデオでディレクターズカット版が出たので見ました(もちろん通常版も見ました)。かなり時間が長くなっています(200分)。西ドイツ映画ですが、この劇中のUボートはどうしたのでしょうか? かなり本物っぽいです。原作も読んでみたいですが、内容がかなり真に迫ってます。Uボート関係の本は色々読みましたが、映像で見るとやっぱり違いますね。音楽もかっちょいい〜。超おすすめ。
U・ボート TVシリーズ完全版


「シンドラーのリスト」

★★★★★

戦時中のナチスのユダヤ人強制収容所を舞台にしている。かなり感動しました。白黒なのが憎いですね。収容所所長のアーモン少尉がまた、とんでもなく非道な人間であり、こんな事が現実に起こったのだろうかと思ってしまう作品である。最後のシンドラーの自戒のシーンは泣かせます。はたして自分がシンドラーと同じ立場なら、どおしたでしょうか? 原作を読みたいです。
シンドラーのリスト スペシャルエディション


「プライベートライアン」

★★★★

大戦中、4人兄弟のうち3人までも同時に失ったライアン家。末っ子を救うために陸軍参謀総長自らの命令が下った。ノルマンディ後方に降下した第101空挺師団を探して、捜索隊が編成される。ストーリー的には、かなりアメリカ的で、ありがちな感じ。私が注目したのは、劇中に登場した独陸軍の戦闘車両だ。Y号戦車ティーゲルが2両に、マルダー対戦車自走砲が登場。ティーゲルはかなりの完成度で、本物かと思ったほど。マルダーは1両がSd.Kfz138(?)、もう一両がPz38の前部エンジン搭載型マルダーVM型(?)。Sd.Kfz251半装軌装甲兵車も登場。バイクっぽい装軌車、テッケンクラートも登場。
プライベート・ライアン


「モスクワ大攻防戦 上下」

★★★

本物のT−34が大量に出てきて活躍する姿は圧巻である。しかし、独側の戦車はT−34にハリボテを載せた偽物である。内容がよく分からないのですが、旧ソ連の雰囲気を知る上で良い資料です。


「パットン大戦車軍団」

★★★

米陸軍将軍パットンに焦点を当てた戦記物。長い。


「トブルク戦線」

★★★★

連合軍のユダヤ人部隊の活躍を描いた作品。もともとドイツ国民であった彼らは国を追われ、ナチスと戦い続ける。独語を話し、習慣をよく知る彼らは、独軍に偽装して独アフリカ軍団の占領する港湾都市トブルクに潜入し、燃料タンクを破壊しようとする。


「空軍大戦略」

★★★

バトル・オブ・ブリテンを扱った作品。スピットファイヤやHe111等、本物軍用機が目白押しである。英空軍に参加しているポーランド人パイロットがいい感じ。


「砂漠の鼠」

★★

北アフリカでロンメル軍団と戦う、英軍の精鋭歩兵部隊の活躍。


「パリは燃えているか」

★★★

パリ解放を扱った作品で、M24がパンターに化けて登場する。白黒。


「トラトラトラ」

★★★★

日米合作の戦争巨編。数ある戦争映画の中でこの「トラトラトラ」を挙げたのには理由がある。作品の出来の良さもさることながら、日本軍が圧倒的勝利のうちにラストを迎える、めずらしい作品であるからだ。たいがいは、日本軍(独軍も)はボコボコにやられまくる側なので、日本人としてちょっと抵抗があるが、この「トラトラトラ」なら大丈夫! 完全勝利のまま、ラストを迎えられるのだ。同じく日米合作の「ミッドウェイ」では、史実通りに日本機動部隊は、ボッコボコにされちゃいます。


「ミッドウェイ」

★★★★

日米合作。山本五十六は三船俊郎である。戦闘シーンも良くできている。同時進行で日本人女性と結婚しようとする米国海軍パイロットが出てくる。海戦は史実に忠実です。日本海軍ボコボコ。


「ロンメル軍団を叩け」

★★

「トブルク戦線」の画像が使われているような気がする。


「バルジ大作戦」

★★★★

1944年のアルデンヌ攻勢「ラインの守り作戦」がテーマである。ケーニヒスティーゲルがかっちょいいですね。


「史上最大の作戦」

★★

いわゆる「ノルマンディ上陸作戦」をあつかった作品。やたらと長いわりには、いまいちな映画です。


「遠すぎた橋」

★★★

1944年の「マーケットガーデン作戦」がテーマである。結局、大失敗に終わった作戦である。


「海ゆかば」

★★

日本海海戦を扱った作品。


「赤い帽子」

★★

原題は、英国空挺部隊の「レッドベレー」であったが直訳されている。


「鷹は舞い降りた」

★★★

英首相誘拐をもくろむ、独特殊部隊の活躍。


「眼下の敵」

★★★

独Uボートと米駆逐艦の死闘を描いている。しかし、やっぱり独が負ける。


「頭上の敵機」

★★★


「メンフィス・ベル」

★★★

やはり戦後50年、これだけ経つと稼動する機体も少なく、無理があった作品。


「ナバロンの要塞」

★★★★

強力な岩盤に守られた沿岸砲台を破壊するという寄せ集めの工作チームが主人公で、潜入破壊ものの走り的作品。アリスティア・マクリーンの原作はヒットした。


「ナバロンの嵐」

★★★★

「ナバロンの要塞」の続編だが、キャストは違う。今度はダム破壊である。やっぱり、冒険モノとしては、かなり面白い。


「大脱走」

★★★★

これだけの集団冒険モノも珍しい。


「戦場にかける橋」

★★★

この英国将校が何を考えているのか、よく分からない。


「戦場にかける橋2」

★★★

日本軍が鬼のようである。


「橋」

★★

西独映画で白黒です。戦争末期(44/4/27)にひとつの小さな橋の防衛を命じられた、 入隊したての少年兵達が訳も分からずに戦いに飲み込まれ、死んでいく。 戦争の悲惨さと無意味さを嫌と言うほど感じさせる作品。


「戦艦大和」

★★★

大和の沖縄特攻を扱った作品。古い作品の割に、良くできている。白黒。





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