宇宙戦艦ヤマトⅠ編


テレビシリーズの1作目を便宜上「Ⅰ」と呼ぶこととする。

背景世界設定

宇宙戦艦ヤマトの設定に関しては、今観ると面白い個所は多い。たとえば、200年後なのにラッパズボン(ブーツカットとの噂も?)だったり、日本がまだ緑ゆたかで開けていなかったり(緑化効果か?)。
バス停なんかもかなりちゃちい。古代進の家が畳なのも面白い(変なアンテナつき)。
ドメルがガミラス語のタイプライター(パソコンではない)を使っているのも興味深い。 敵(ガミラス)が、星も兵器も緑ベース、地球側が赤ベースであることに気づいた人はいるだろうか?
また、「敵は緑色の量産型兵器」という構図は、その後のアニメ(特にガンダムのザク、ムサイ)に大きな影響を与えている(つーかそのまんま)。

三段空母

ドメル艦隊の三段空母。プラモデルでは「デスラー三段空母」となっていた。
これは、旧日本海軍の正規空母「赤城」「加賀」の新造時のパクリモデルである。
大東亜戦争突入時は全通甲板、つまりフラットトップになっているのでご存じない人も居ると思うが、新造時は三段で、かつ重巡洋艦並みの主砲である20cm砲を7門も装備していたのだ(戦闘空母?)。
ちなみに、ここでうんちくをたれると、ゲーム版「宇宙戦艦ヤマト-はるかなるイスカンダル」にFLATTOPという名で出てきた円盤型高速空母は、実は間違いである。
前述のように全通甲板型の空母が一般化してからは「フラットトップ=空母」となったが、そうでない(フラットでない)空母も存在したのである。

戦闘空母

戦闘空母は、全くのヤマト・オリジナルである。個人的には非常にバランスの取れた艦艇であると思う。
ちなみに、この空母4隻のドメル艦隊を、戦艦であるヤマトが打ち破るというスチエーションは、大戦で大敗した大艦巨砲主義の恨みの姿でともいえないだろうか?
ミッドウェイ海戦で沈んだ帝国海軍空母が4隻であるというのも、また、大和が護衛もそこそこに沖縄特攻した時に襲って来たのは、米艦載機であったというのにも因縁を感じる。

宇宙突撃型駆逐艦ゆきかぜ

ゆきかぜですが、これは大戦中に主要な海戦に参加しながら、ほとんど無傷で生還し、大戦を生き抜いた駆逐艦「雪風」から来ているであろう。
運の良い艦ということで、駆逐艦の中ではもっとも有名ですね。
戦後に賠償として中国に渡りました。その後、錨などが返還された。

コスモゼロ

コスモゼロは、設定集の正式名が「宇宙ゼロ戦52型」であり、まさにゼロ戦のこと。
ヤマトの舞台が西暦2199年であることからちょっとフライングして、下2桁の00から0式にしたらしい。
ちなみに、ヤマトでは「100式探査艇」というのも登場する。これも下2桁から取ったのですが、ここが憎いところ!
大戦時の日本海軍では皇紀2600年(1940年)を0式、陸軍では100式と呼んだのです。
つまり、そのパクリですな。

ガミラス機

ドメル艦隊の航空機も実は曲者です。
急降下爆撃機はドイツのJu87の真似です。正式名称は忘れましたが、87の文字がありました。
同じく雷撃機は旧海軍の97式艦攻のパクリ(正式名に97)である。

反射衛星砲

宇宙戦艦ヤマトで忘れてはならない兵器が、反射衛星砲。
これは当時、冷戦下の米国でソ連からの大陸間弾道弾を宇宙空間で撃墜しようという計画(SDI:スターウォーズ計画ともいう)のパクリである。
地上発射のレーザーを衛星軌道上の反射板で反射させ、死角の無い攻撃が可能というまさに劇中そのまんまである。
ちなみにこれは計画倒れに終わったのは「強力な迎撃力を持てば、先に攻撃した方が勝ち!」ということになってしまうので、米ソ間で条約が締結されて、オジャンになったのでした。
だから、迎撃ミサイルも開発中止になった。

空間磁力メッキ

宇宙戦艦ヤマトテレビ版最終話で真田さんが密かに開発した空間磁力メッキなるものが登場。
反射衛星砲にヒントを得たとの真田談ではあるが、ヤマトが凍っているだけにしか見えない。
しかもスイッチひとつで、一瞬にして全艦を覆う素晴らしさ。
デスラー砲を跳ね返すというのはまたすさまじい。後続のシリーズに登場しないのが惜しまれます。

妙に頑丈なヤマト

他の艦なら一撃で轟沈するような攻撃を受けてもなかなか戦闘力を失わないヤマトに疑問をもったのは私だけではあるまい。
イスカンダルとの往復やらその後の戦闘やらで被弾するたびに真田さん率いる技術班が補修しているわけだが、その際に強化しているとしか思えない。
補修するたびに前より硬くなっているとか。 勝手に真田合金(艦内で開発)を埋め込んでいるのではないだろうか?
第3艦橋の修復の早さもさることながら、まことに打たれ強い、いい艦である。
あれだけの被弾でも、空気の漏れが皆無で、乗組員全員ヘルメット無しである。



宇宙戦艦ヤマト2編


テレビシリーズの2作目と「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」について。「2」は、TVそのままのローマ数字表記である。

デスラー艦

「さらば~」では、ガミラス人がデスラーとタランのみなので、デスラー艦は彗星帝国が作ったと思われますが、デスラー砲は他の彗星帝国の艦船に搭載されていません。
一方、ヤマト2ではガミラス人の生き残りが多数いるので、ガミラス製である可能性が高い。しかし、母星も破され、どこで建造されたのか?
浮きドックやら、他の占領星で建造したのだろうか?
そこで、テレビシリーズの2では、ガミラス製であると仮定して話を進めると、他が緑色なのに何故か青いデスラー艦。
しかしこれは、Ⅰのデスラー艦のイメージを継承していると考えれば納得出来る。
ただ、若干、鮮やかな青になった気がする。瞬間物資移送機は、ドメル艦で搭載済みだし、デスラー砲もⅠで登場している。
問題は、副武装の三連装機銃である。ガミラス製の砲塔は砲塔に穴が直接空いているタイプがメインであり、戦闘空母の主砲や三段空母の機銃などに銃身型が存在するのみである。
なぜ、デスラー艦に中途半端に大きい銃身型機銃があるのかは不明である。対空射撃も可能な副砲と考えた方がいいかもしれない。副砲といっても、主砲はなく、デスラー砲があるのみであるが(じゃあ、主砲じゃん?)。
こんどは「さらば~」の方から見ていこう。まず、ガミラス人はデスラーとタラン以外は存在しないので、デスラー艦は、まず確実に彗星帝国製である。
ちょっと他のガミラス艦とイメージが違うので、すんなりと納得出来ると思う。
もとは「さらば~」がさきに上映されており、TVシリーズはこじつけ的なストーリーなので、この考え方が正しいだろう?
問題は、瞬間物資移送機とデスラー砲であるが、デスラーはかなり博識で、科学技術には詳しそうなので、これらの製造法を知っていたのかもしれない。
またはなんかの媒体などの技術(通称:松本カプセル?)で記録しておいたのかもしれない。
しかし、これらの技術は、彗星帝国の技術者達にも伝えない、ガミラスの極秘技術だったのでしょう。設計はデスラー自ら行い、彗星帝国技術者には内緒、又は自動製造装置(?)で作ったのかも?
また、デスラー艦は最新鋭艦であり、竣工直後の戦闘であったので、他の彗星帝国艦には搭載されなかっただけかも?
また、これらの条件を組み合わせると、さらば、2、双方とも、新デスラー艦のみは彗星帝国で建造した可能性も大きい。
その割りにはⅢにも登場する。 あの誇り高きデスラーが他国製造の艦をいつまでも御座船に使用するとは思えないが。

ガミラス残存艦隊

テレビシリーズの2では、ガミラス艦は多数存在している。
標準型のデストロイヤーはもちろん、緑色の戦闘空母(劇中では戦艦空母と呼称)、シュルツ艦(戦艦)、三段空母も見える。
巡航型のガミラス艦もちらっと出ている。残念ながら、十字型の高速空母は存在しない。戦闘空母からの艦載機も登場するが、これは以前、ドメル艦隊で登場した急降下爆撃機(スツーカ似)である。
Ⅲで、ガルマン・ガミラス帝国が発足するまで、ガミラス残存艦隊は宇宙をさ迷うわけですが、「新たなる~」で、暗黒帝国との戦闘で全滅同様にされながらも、なぜか艦隊が復活しているのを考えると、やっぱりどこかに艦船の建造が可能なドックを持った基地があるのでしょう?
艦隊内に女性がいないのも気になります。新しい母星が見つかっても、子孫を増やせません。
まあ、遺伝子工学は発達しているので、大丈夫な気がしますが。目玉の白いガミラスレディが登場しないのは、まことに残念です。

各々の生活圏の大気

もとを正せば、ガミラスは地球を住み易くするために、遊星爆弾で地球を放射能汚染させていました。デスラー自身、最終回で「地球型の空気ではこちらが不利だ。」とまで明言しています。
「さらば~」で、彗星帝国にデスラーが拾われて、改造されたのでは? と言う仮説があります。
当然、タランも。デスラー艦では、古代もユキもヘルメットだったので、よくわからないけど。艦内の空気は地球型(彗星帝国型?)だったのでは?

問題はヤマト2ですが、これも、彗星帝国でズォーダーと会見するのに、デスラーが便利なので遺伝子治療でも行ったのかも?
逆に監視艦隊司令ミルも、デスラー艦に座乗しています。ガミラスが地球を放射能で汚染して、住み易くしていたのを考えると、この技術は彗星帝国の治療技術で、ガミラスはこれをゲットしたのでは?
テレビシリーズⅢのガルマン・ガミラスでは、地球型の空気だったかもしれないし?
だって、ガミラス星が異常気象で、あんな体質になったんでしょ?
彗星帝国は宇宙中の星を制圧しているので、どんな大気でも生きていける改造技術が発達したのでは?
ま、宇宙中を制圧しているのはガミラスも一緒だけど。
ビーメラ星やバラン星では地球型の空気だったようだし?


ゴーランド艦隊

TV版ではゴーランド配下の艦船(ミサイル艦)の数が増えている。
また、艦載機を搭載できるようだ。問題は艦首の破滅ミサイル。星を破壊するのはよいが、その後、どうやってミサイルを補充したのだろうか?
かなり大規模な補給部隊が行動を共にしているのであろう。ミサイル艦自体は、大小ミサイル多数を装備しているが、開発者は何を考えているのやら?
せめて、いろいろな艦艇で艦隊を組めば、使い勝手も広がりますが、ゴーランドが喫すのミサイル好きなのでしょうね。用兵側の要求どおり?
ところで、この破壊された星は恐竜星ですが、第二のガミラスにはならなかったのだろうか?
Ⅲまで、破壊されずに残っていれば、第二の地球になれたかも?


超巨大戦艦

超巨大戦艦がどうというのではなく、白色彗星→彗星帝国→超巨大戦艦というプロセスが、いいかげん、うざったいですね。
しかし、こういうかなかな終わらせない技法は、結構使われています。ドラゴンボールでも、フリーザが3段階に変身したりするのです。
この「ああ、やった、、う? まだか~?」という設定は、世界各国で使用されており、ターミネーター及び2でもやってますね?
客をひきつける手法なのでしょう。
艦の下部にある大型砲は波動砲ぐらいあるのですが、通常のピームなのか、威力はさほどではないようです。
それでも月が燃えていましたが。


ザバイバル戦車軍団

最初、ザバイバルは戦車師団と呼ばれていたが、いつのまにか軍団に格上げされている。
パッと見た感じでは、せいぜい戦車中隊といった規模ですが。まあ、小規模な部隊に仰々しい名前をつけるのは何処の国でもやっていることですが(例:アフリカ装甲軍。実質、装甲師団二個)。
しかし、空間騎兵数十人と多弾頭砲で全滅するとは、いかにも情けない。
ヤマト側もコスモタイガー数機で撃破出来たものをね~。多弾頭砲は、拡散波動砲と同じ仕組みの兵器かな?
ザバイバルの戦車は砲塔の回らない自走砲タイプですが、三連装なところが、いかにも松本戦車っぽくてよい。
しかし、指揮車が他と違うのは、狙われやすいので実戦では、こういうことはしません。
対戦中の英軍は指揮車のアンテナに赤旗を立てていたので、真っ先に狙われました。
ベトナム戦争でも、指揮官が部下に敬礼しないように言うのは、狙撃されないためです。


地球防衛軍宇宙艦隊

まず、アンドロメダ。TV版では同型艦が数隻建造中(5~10隻)であった。
非常にバランスの取れた艦であったが、主砲の砲身が妙に細く感じる。口径が小さいのかも?
三連装前後二基づつの主砲配置は、米艦を思わせるものがある。
固有名称のないかわいそうな主力戦艦は、主砲配置はヤマトと同じ三連装三基であるが、どことなく「長門」を思わせる。
TV版では、主力戦艦の艦尾を改造した空母も登場し、「伊勢」型の航空戦艦を思わせる。
巡洋艦と、それをもとに改造したと思われる準姉妹艦のパトロール艦は、かなり小型ではあるが波動砲もあり、バランスも良い。Ⅲでもちらっと登場している(長官が乗船)。
護衛艦はさらに小さく、112mの全長に巡洋艦に似た武装配置で、波動砲までもっている。
問題は駆逐艦である。サイズは全く護衛艦と同じであるが、波動砲はない。主武装は宇宙魚雷と思われる。波動砲がないということは、波動エンジンでない可能性もある(ワープも不可)。
つまり通常エンジンである。なぜ、通常エンジンを搭載する必要があるのだろうか?
それについては、「波動エンジンと通常エンジン」の項を参照されたい。

波動エンジンと通常エンジン

ヤマトの世界に登場する艦船のエンジンを考えてみる。
私の仮説では、Ⅰのゆきかぜ、沖田艦は通常エンジン(液体燃料ロケットか熱核ロケット)であり、ヤマトの補助エンジンもそれであると考えられる。
地球防衛軍には、旧日本海軍のように高速で敵に突進し、必殺の魚雷をお見舞いするという決戦思想があるのかもしれない。正確には、「あった」と言った方がいいかもしれない。
何故ならば、Ⅰの宇宙突撃型駆逐艦などは、その目的にそうように開発されたとしか思えないからだ。
対ガミラス戦から一年余りしか経っていないこの時期に、まだ艦隊決戦思想が残っていたとしても不思議ではなく、それ用の兵器が存在するのもまた、不思議ではない。
もっとも、通常エンジンのほうが波動エンジンよりもスピードが出せるという利点がなければ、その仮説も無意味である。または凄く安価、整備が楽、航続力が長大、とか。
そこで、現代における原子力艦と通常動力(重油燃焼型ボイラー)のことを述べておこう。原子力空母や原子力巡洋艦は幾つかの国で実用化されているが、原子力タイプより、最大速度の大きい通常動力艦が存在している。
全体的に、原子力艦のほうが速度はやや遅めの感じである。特に旧ソ連のキーロフ級などは、通常は原子力で航行するが、戦闘時は通常型のエンジンも使って、パワーアップして使用するのである。
しかし、すでに二十年も前に建造されていた艦なので、純粋に旧ソ連の技術力では、原子力だけで十分な出力が出なかっただけである、との見方もある。
潜水艦などは、原子力航行できれば浮上する必要さえないため隠密性が高いが、通常動力型よりも騒音がひどいという欠点もある。
「最新型なら全てが優れているというわけではない」という、いい見本だろう?


彗星帝国艦隊

大型戦艦多数、各種空母多数の大艦隊。旗艦のメダルーサの火炎直撃砲は、きわめて強力で射程も長い(「我が方の倍もある」土方言)。
土星における会戦で、地球艦隊を事実上1隻で撃破してしまった恐ろしさ。しかし、なぜいかにも旗艦のアンドロメダから撃沈しないのかは不明。
自艦も集中砲火を食らいつつ突撃する。結果的に、地球艦隊は波動砲なしで彗星帝国艦隊を撃破した。
「さらば~」では、拡散波動砲で撃破されるが。
地球艦隊全滅後に、地球に向かった残存艦隊は戦艦一隻と駆逐艦数隻の寂しいものでした。
艦隊決戦の生き残りだろうか?
地球残存の航空部隊で撃破出来そうですが?
戦闘衛星も一瞬で撃破してましたね。地球艦隊に比べるとちょっとデザイン的に見劣りした感じ。


彗星帝国

なぜか下が月みたいな惑星半分で、上が丸出しの都市(酸素と気圧は?)。
真中(赤道)の帯が回転し、都市部にバリアーが発生する。帯からは回転ミサイルが放たれるが、主力戦艦が一発で撃沈される破壊力。
月を砲撃する際に超巨大戦艦の主砲のような砲撃を同じ穴から放っていました。
デザイン的には、当時、とても斬新的だった。彗星帝国の登場音楽とともにスペースオペラ的なイメージを受けた。実際にスターウォーズの影響を受けていたのでしょう?
結局、数人の工作部隊に数発のH爆弾をセットされて大爆発。
というか、中から超巨大戦艦が出てきて瓦解した。そのときにかなりの人員が死んでしまったような気がする。サーベラーは置いてけ堀。


彗星帝国人

顔が緑色。ハゲもいれば髭面もいる。
ズォーダーは、眉毛がおでこの真中を垂直に伸びているツワモノである。威厳を出すために整形したのか?
それとも生まれつき凄い顔なので、大帝に即位したとか?
サーベラーのおでこの逆三角も気になるし、映画版とTV版で髪の毛の色が違うのも気になる。のび太の声(ドロンジョとも言う)なのが一番気になるかも?
名前(命名)は、某HPを参照していただくとして、何百年にもわたって宇宙の侵略を行い、宇宙を旅しているようなので、各地に基地(植民地)があると思われる。
あの彗星帝国や超巨大戦艦も、何百年も前のものでしょうか?
別々に作って、別々の場所を侵略すればいいのに?
まぁ、文明は地球よりも高めだし、ガミラスよりも高めです。
このころには、イスカンダル文明の影響で、地球=ガミラスぐらいですが。



宇宙戦艦ヤマトⅢ編


ガルマン・ガミラス

もとはボラーに侵略された国であったが、デスラーのガミラス艦隊に救われて、巨大侵略帝国になってしまった。
諸将軍が、地球やヤマトのことを、全く知らないというのはおかしな話である。デスラーもガミラス人も話したがらなかったのか?
つーか、あんたらついこの前まで、奴隷だったのか?
それに、ガルマン人でいきなり数年で将軍に上り詰める人がいるとも思えないので、ガミラス人の高級軍人が上層を占めるのが普通ではないだろうか?
完結編では旧デスラー艦、デストロイヤーが登場しており、デスラーの近衛艦隊はガミラス人喫すという編成なのかもしれない。親衛隊とかか?


ガルマン・ガミラス艦隊

かなり科学力が進んだ国家として登場するガルマン・ガミラスだが、ヤマト相手には全く歯が立たない。
新型反射衛星砲も二連三段空母も役に立っていない。戦闘空母などは全くの役立たずであった。
ダゴンの乗艦のように銃身式の砲塔を持った艦なども登場する一方、彗星帝国のように回転式銃身無しの砲塔も装備している。技術のパクリだ!
だいいち、ダゴンの格好を見たとたんに古代もガミラス系だと気づくはずであるが……。


ボラー連邦

ボラー連邦は明らかに旧ソ連をモチーフにした国だ。さすがに書記長では意味不明なので首相ということでベムラーゼの席が用意されていた。
近隣のよわっちい星(バース)を保護国(衛星国)にするあたりが、いかにもソ連っぽい。スターリンっぽいです。でも「何宗かね?」って、仏教であることを前提に言われてもね~。


地球防衛艦隊

2、「さらば~」で登場した巡洋艦がちらっと出たりしている。
他にもビスマルク、アリゾナ、Pオブウェールズなど、大戦中の大和と同時代の、そして同じ運命を負った戦艦達の名を冠した戦艦群が登場している。
ただ、ヤマトと違い、艦形が原型艦に似ているわけではない。
しかし、戦力減退はいかんともしがたく、艦船も人員も不足気味である。