NO109「春の原チャリ通勤」

このごろ急激に気温が上昇し、朝も夜も過ごしやすくなった。朝はともかく、帰りも途中まではまだ明くて運転しやすい。それと引き換えに花粉将軍の到来で悶絶している毎日だ。ほんの二週間前までは、寒くて寒くて仕方のなかった早朝原チャリ走行が、今では快適この上なくなった。夏になれば灼熱地獄に変わるのだから、今こそがベストだろう。
現在も上下カッパ装備で走行している。寒いのもあるが、排気ガスなどの汚れを避けるためでもある。カッパなしではスーツ、ワイシャツが汚れてしまう。どんどん暖かくなるので、これも後数週間で打ち切りだろう。 先日、車体後部に取り付けるボックスを三、九八〇円で買った。今使っているのは小さいので、容量を増してパワーアップだ。残念ながら取り付ける時間がなかったので、使い勝手は未確認だ。週末が楽しみだ。
現在は小さめのヘルメットをメットインし、その上にカッパの上を押しこんでハッチを閉めている。カッパの下部分は原チャリ前のポケットに押し込む。後部ボックスはジム道具だ。極寒期はさらに、後部ボックスにジャンパーを搭載するが、ジム道具と一緒だと厳しい。最近はまったく使っていない前部カゴにジャンパーを入れていたが、雨だと濡れてしまう。
ジムでプライベートロッカーを年間一万円にて借りていたが、ウェイトベルトと靴しか入っていないので、原チャリに搭載すればその分、予算が浮くと考えた。ジャンパー搭載期間は短いので、今のままでも何とか搭載可能であるが、もっと余裕がほしかった。
フルフェイスは邪魔なので小さいヘルメットを使用している。クリヤーシールドはけちって稼動しないモノを装備したので、曇ったりすると拭けないので最悪だ。夏場は外してグラサン装備となるが夜も使うので薄いもの。
燃費の方は一時、一日一.一リットルまでいったが、渋滞だらけの年末年始を除き、だいたい一.二リットル強くらいに落ち着いている。ガソリン代は会社から約三千円多く貰っているので、ケチることもあるまい。タイヤ、オイル、バッテリー代を加味しても充分だ。
各所で渋滞が起こるので左からすり抜けを行っているが、後部ボックスの分だけ気をつけねばなるまい。それでも危険な場合はすり抜けないようにしている。
先日、トラックの左側が狭いので、すり抜けせずに待っていると、横を蕎麦屋のカブが歩道に乗り上げて追い越していった。ガードレールのある立派な歩道で、向かいは交番なのに……。結局、私もトラックをすり抜けて進むと、前にそのカブ。いかにもプーちゃんがバイトで配達やってます、といった風。煙草も吸っていたか? 信号が変わって発進すると、斜めに整形された歩道にタイヤを乗り上げてツルッ! ドテン! 蕎麦が丼もろともべちゃ! 搭乗者は痛がってます。あの細いタイヤで斜めの部分に乗るとは、なんとチャレンジャーな。タイヤの太い原チャリだけど俺はしないぞ、そんなこと。さしずめ、またもや歩道を進もうとしたのだろう。天罰だな。
原チャリ通勤だと、いろんなモノが見れます。そんなモノを見なくても、私は毎日安全運転を唱えています。くわばらくわばら。
初稿 二〇〇八年三月一二日


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