シリーズ・トレーニング(有酸素)

シリーズ・トレーニング(有酸素)

シリーズ・トレーニング(有酸素)

今回は趣を替えて有酸素運動(以後:エアロ)について語ってみたい。去年はビリーズブートキャンプが大流行で、カミさんが三枚組みのエリート版を購入したため、十回くらい付き合わされた。純粋な格闘技としては動きが妙なのでムエタイ出身の私は気持ちが悪かったが、カロリー消費はかなり強力だった。汗も凄まじい。 部下が十日で四キロ痩せていた。ターボジャム、アクササイズを始め、似て非なるものが乱立したという意味でも話題を呼んだ。
 以前はエアロビクスエクササイズ、いわゆるエアロビにも出ていたが、どうも身体に合わないのでやめた。やるんだったらステップやローインパクトがお勧め。
ムエタイをやっているときは凄い運動量だった。シャドウは三分で汗だらだら。ミット打ちはほとんど地獄だった。一番カロリー消費が大きいのはこれだろう。
サンドバッグを百回蹴ると、一体何カロリー消費になるかは不明だが、腰が痛いので止めましょう。多分、体に悪い。
現実的な話に戻ると、トレッドミルで走るのが一番利くかな。ジムの中でも一番人気なマシンだ。ジョギングでもいいと思う。ただ、体重があるとどうしても膝に負担が掛かるので、怪我には気をつけよう。 次にステアマスター。膝の負担も少なく、容易に心拍数が上昇する優れもの。中途半端に人気があるが、いつもやっていると飽きる。
ステーショナリーバイクは心拍数を維持するのが難しいのと、ケツが痛いので二十五分以上続けるのは厳しい。普通に自転車をこぐ方がよほど健康的なので、早く家族でサイクリングしたいものだ。 水泳は身体が温まりにくいので効率が悪い。関節には優しいので、長く続けるにはいいのだが、エアロとしてやっている人は少ないだろう。水泳は息が苦しくなるので、活性酸素も心配だ。
エアロはアイディアしだいでいくらでも種類が出てくるもの。木刀やサイ、トンファーで素振りでもいいんだから。
そんな中で、いつするか、どれ位するか? というのがある。心拍数は(220−年齢)×0.65を基準とする。結構これが厳しい。ハアハアまではいわないけど、会話は厳しいくらい、といえばいいかな。三十分やっても消費はせいぜい二百カロリー程度なので、ご飯お茶碗軽く一杯か、メロンパンで半分くらい……と書くとやる気がなくなる。
一日三十分、連続でなくてもいいそうだ。ただ、心拍数の上昇の時間を考慮すると、連続でやった方が効率は良くなるだろう。二十分以上続けると、それ以降が脂肪が燃えやすいという話もある。 時間帯は出来るだけ朝。なぜなら早い時間にエアロをしておくと、一日中心拍数が高くなるから平常時消費カロリーが増える。どうも私の経験上、寝ると心拍数は戻ってしまうようだ。
それとMRオリンピア六連覇のドリアン談によると、晩飯から時間が経っているため、起きてすぐ朝食前がゴールデンタイムとなるらしい。肝臓内のグリコーゲンが枯渇しているので、エアロをすると脂肪が燃えやすくなる、とのこと。
トレーニングをしている人の場合、ウェイトとエアロは同じ日にしない方がいい。ベストなのはトレーニングとエアロの日を交互にすること。しかし、相当暇な人間でないとそれは無理。それと、完全な休養日も週に最低一回はもうけることが必要だ。
やはり毎日歩くのがベストだが私の場合、家の駐車場→会社ドア間が原チャリなので、一日千歩いっていないのではないだろうか。脚のトレーニングを増やしているものの限界がある。一日歩き回っても疲れないので、一年前よりはかなり元気だが。
初稿 二〇〇八年三月一三日


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