雨の日の通勤はメゲる。いくらカッパを着ていてもどこかしら必ず濡れるので気分が悪くなる。寒くてびしょびしょでは風邪をひくし、何より身体が冷える。幸い、極寒期は雨がほとんどないので助かる。問題は梅雨どきで、カッパの乾く暇もなく連続で雨が降る。往路も復路も雨というのはあまりないのだが、梅雨は別だ。走行中に雷に襲われることも少なくない。台風の場合、更に風まで加わり、ほとんど地獄と化す。台風でなくとも、強風はかなり危険だ。
また、湿気が多いとヘルメットが曇ってしまうので視界も悪くなる。可動式でないバイザーだとタオルで拭くのも一苦労だ。夏場はサングラスを使用しているので、顔が濡れるが、視界はさほど悪くならないので助かる。
カッパは洗濯機で洗ってはいけない。防水力が落ちてしまうからだ。ひたすら干すしかないが、充分乾かさないとカビが生える。
一万七千円もした登山カッパも数回の洗濯でその機能を失ってしまった。新しく買ったカッパは安物で四千円くらいだったが、防水効果抜群。それでも何度も雨を浴び、結果的に洗濯したのと変わらないわけで、近々買い替えが必要になるだろう。濡れたらすぐ干しているが、限界もある。往路で雨の中を走り、濡れたままバイクに搭載してしまうと、もはや雑巾状の布切れに過ぎなくなる。
防水スプレーを使っても何の意味もない。雨量がハンパでないので、すぐに洗い流されてしまうからだ。ウィンドシールドを装備しているが、効果を実感できたのは最初だけだった。結局、身体が濡れることに変わりはないからだ。でも、かなり効果は高い。
手袋が一番困る。ナックルガードがあっても、絞れるほど水を含んでしまうので、なかなか乾かない。往路で濡れ、会社で乾かしても復路でまた濡れてしまう。濡れた手袋は最悪で、寒い時期には手が冷たくなって動かなくなる。夏場は薄手のモノを使用している。ほとんど日焼け防止程度にしか役立たない。
靴はベネビスの防水モノを使用している。しかし、カッパから滴る水が靴の内部を濡らすので、結局びしょびしょになる。靴下の替えは必需品だ。長靴が欲しいが、まさか長靴にスーツというわけにはいかないので厳しい。
ヘルメットから滴る水が首筋に入ってくるのも、気持ち悪い。
朝が雨で帰りが晴れの場合は、濡れたカッパを着て帰るので、風でカッパが乾く。湿っているカッパを着るときの感触は、なんともいいようなく気持ち悪い。
初稿 二〇〇八年四月八日
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