NO222「三五歳、闘う男のファッション〜スーツ編」

 私は二十歳で社会人になった。その際、親がスーツ(薄緑)をプレゼントしてくれたが、それはイージーオーダーでツーパンツ、六九〇〇〇円だった(多分)。その後、自分でも同じシリーズを買ったが、出来上がりの色が違った(なんと黒)のでパンツを一着だけ二万円で買った。さらにもう一着買ったが、これがまた色違い(渋い緑)……トホホ。他にジャケットも二着作った。あとはつるしのジャケットを数着。生き残っているのは二着だけだが。
 これら初期のオーダースーツは捨てた&兄貴にあげてしまったが、ジャケットは一着だけ未だに使用している。ちなみに店は不明。年に何回かユニーに来る業者で、母親がパート従業員だったこともあり、割引が利いた為利用した。
 その後、数年が経ち、私も遂に結婚してしまったわけだが、舅がツーパンツスーツ一着(四万円)と、ジャケット二着(各々三万円)を作ってくれた。この店はビックビジョンで、比較的安いチェーン店だ。着心地抜群でご機嫌!
 さらに数年後……今年の冬だが、舅にジャケットを一着(四万円)作ってもらった(多謝多謝)。事の他、着心地抜群なので、春には自分でも麻入り夏用三つボタンジャケットを一着(三万円)作っている。
 肩幅と上背があるのでこれに合わせると長身用かデブ用になってしまう。腕はキツイし、胸が苦しいので、結局はオーダーに行き着く。コナカなどのイージーオーダーも試したものの、やはり形があわない。オーダーの中にも色々あるらしい。数十万のエグゼクティブスーツには及ばないが、自分ではかなり気に入っている。
 特にジャケットは、スーツではありえない柄や質感が楽しめる上、オーダーならではのちょっとしたカスタマイズも可能だ。ボタン数や、お尻のスリットなど。気づかない人は気づきませんが……。
 問題は転職のお陰で横浜を経由しなくなったこと。前は横浜で注文し、数週間後に持って来れたのだが、今は相模大野なのでそれも出来ない。ららぽーと横浜のイトーヨーカ堂でもやっているが、う〜ん微妙。カミさんがスーパーはダメっていうんだよなあ。いいじゃん別に!
 安いスーツが着れない分、余計な出費を求められてしまうわけだが、まあこれもおしゃれのひとつ。楽しむしかないだろう。
初稿 二〇〇七年一一月一六日


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