レーダー探査
 コンクリートの内部の鉄筋が酸化し錆びたら寿命は確実に減ります。
 ただ、コンクリートそのものはアルカリ性なので、コンクリートで完全に被覆された鉄筋は普通
 錆びる事はありません。ところが、大抵のコンクリート建造物は地震・震動等により大小のひび
 割れ(クラック)が生じます。
 クラックの太さは、コンクリートの表面ほど大きく内部にいくほど小さいので、鉄筋に対する外気
 の影響は、表面に近いほど大きく作用します。そしてこのクラックと酸化現象は、建設現場で
 コンクリートが打設されたその時から始まり常に進行し続けます。
 鉄筋が、コンクリートに被覆されている厚さ、言い換えれば表面から鉄筋までの深さを『鉄筋かぶり』
 といい、この深さが建物の寿命に大きく関ってきます。建物は一定期間毎に検査確認をし、常に
 良好な状態を維持しなければなりません。
 ゛非破壊検査゜の2つ目の方法として、鉄筋かぶりの レーダー計測 をご提案します。
サンプル1
サンプル2
・サンプル1は壁内探査の未処理画像       マーカーの部分が鉄筋の表面を表す      約20cmピッチ3cmのかぶり           直下は多重エコーを示す 
・サンプル2は床内探査の処理済画像   マーカーの部分が鉄筋の表面を表す  約20cmピッチ4cmのかぶり       上端鉄筋 以外のエコーは消去処理
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レーダー探査で出来ること
1.コンクリート内の鉄筋の平面的位置(縦横の間隔)
2.       〃      深さ測定
3.壁プラスターボード内の骨組み位置、間隔
4.木材の裏にある受け金具等の位置確認

レーダー探査では困難なこと
1.コンクリート内で鉄筋の位置が深すぎる場合や、ダブル、トリプル配筋の場合
  多重エコーが発生し位置的な確認が困難となる
2.直径6mm以下の金属の探査が非常に困難となる

その他具体的には、TEL、FAXにてお問い合わせください