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マッチョでしょ

第一章 「胸、肩、そして上腕三頭筋」1−11

 ベンチプレスなどの高重量種目で関節を酷使しているので、これ以上肩のトレーニングは行わない。怪我だけはしたくないからだ。十八キロのダンベルサイドレイズで締めくくることにする。  これはダンベルを体の前に持って立ち、そのまま腕を広げて水平になるまで挙げるというもの。軽い重量ならまだしも、重くなってくると肘の関節に負担がかかる。怪我を避けるため、肘を少しだけ曲げ、体の重心の移動を制御しながら、レップをこなしていく。八レップくらいでかなり苦しくなる。腕を挙げようと思っても、とても上までは挙がらない。だが、ここで終わってしまっては余力を残し過ぎてしまう。そこで半分程度の動作でダンベルを上げてしまう。九レップ目は半分までしか挙がらない。まるでペンギンのようだ。十レップ目はさらに半分のところまでしか挙がらない。ほとんど動作には見えないが、これが利く。これはパーシャルレップというテクニックで、私はこれを好んでサイドレイズに採用している。

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