マッチョでしょ |
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第二章 「背中及び上腕二頭筋」２−４重量を百七十キロにすると、バーを握って肩竦め運動をする。これはバーベルシュラッグという種目で、僧坊筋を鍛えるもの。これを十五レップ行うが、これまた高重量で肩や肘が破裂しそうになる。ほとんど呻き声にしか聞こえない息を吐き、レップを終える。 肩凝りとは別次元の痛みが肩を襲うが、不思議と肩凝りにはならない。包丁を突き刺されたような痛みが肩に走るが、耐えられないほどではない。 ここまでくればしめたもの。 あとはこのバーベルを握り、ひたすら耐えるという種目。重量は百七十キロのまま、左右の手を互い違いに握り、バーを持って直立する。ただそれだけ。そのままじっとしていればいい。特に種目名はないが、私はホールドと呼んでいる。 バーベルを握った状態で二十を数えるが、実質は十秒も経っていないだろう。辛いので、かなり時間の進みが速い。これを、握りを替えて二セット行う。 握力を鍛えるためにやっているが、マメが削れそうになるほど掌に負担が掛かる。お陰で掌は更に硬いマメに覆われてしまう。 |
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