EMS実践記

簡単に運動効果を発揮するEMS

EMSとは?


EMSとは電気刺激のことです。
EMSとは害のない電気を筋肉に流すことにより、脳から与えられた収縮命令と勘違いして、筋肉が動くシステムです。
EMSは、かなり前から存在するトレーニング機器でオリンピッカーも使用しているようです。 いろいろとEMSの研究成果も上がっており、全くのインチキではないことだけは確かです。
ただ、ヨーロッパ製のEMSだと数十万円単位の機器であり、値段が高く、一般庶民の手の届くモノではありませんでした。
私が入手したEMSは台湾製で、定価¥19800のものを、ネットの共同購入で¥16800で入手しました。EMSの製品名は、一部ボカシを入れて発表すると「ジ○フォームプラス」です(苦笑)。
以後、面倒なのでJFと呼びます。

EMSの使用目的


最近、私の筋力トレーニングは、高重量/低セットになりました。
短時間に集中的に行うため、かなり強力な筋肉痛に悩まされるようになりました。
しかし、逆に一度に使う筋肉繊維の数は少ないせいか、回復も早いようです。
そこで、低周波治療器(電気マッサージ)が欲しかったのですが、探しているうちにEMSの存在を知り、JFを知った次第です。
まぁ、マッサージにも使えるだろうという軽い気持ちでEMSを買いました。 以前、親が使っていた国産の治療器もペタッと貼るタイプの電気マサージであり、 数千円で入手(ダイクマ)してました。
私も使ったのですが、いきなり高出力にして、 大変なことになった人も少なくないのではないでしょうか?


EMS製品としてのJF


では、このEMS、JF自体を見てみましょう。
緑プラスチックのちゃちい手提げバックに入って、我が家に到着しました。 9Vの四角い電池を2つ必要としますが、付いてません。 結局、1個¥350で買ってきました。(だいたい、\160~\500)
EMSの大きさですが、本体が掌サイズです。裏にフックがあるので、ベルトにつけられます。 パッドは2枚でひとつの筋肉を動かしますが、1枚になっているバタフライパッドが2枚、中4枚、小4枚の計10枚です。
EMS本体からはコードが4本出ていて、2本ずつスイッチが別になってます。
EMSのスイッチがOFFからONになって、出力が調整できるようになっています。 スイッチ1つで2本のコードに電気を流します。つまり、最大4ヶ所に使えます。
他にツマミは2つあり、ひとつは、緊張の長さで、筋肉をピクピク動かすか、ビビビビッと動かすかの違いです。もうひとつは、インターバルで、休憩時間の長さです。ピク、、、ピク、、、と、やるか、ピク、ピク、ピクと、やるかの違いです。
4本あるケーブルは、それぞれさらに2本に別れており、片方が+、もう片方が-になっています。この+極と-極を筋肉を挟むように張って、EMSで電気を流すと筋肉が動きます。


EMSを使ったときの感じ


EMSの出力を最大にすると、もはや痛くて耐えられません。
胸につけている状態でEMSの出力を上げると、腕がバクバク動いてしまって、電源オフすることすら困難です。 なので、EMSの主電源をオンにするときは、すべてのツマミがOFFになっている必要があります。
説明書にあるようにパッドは毎日使うなら、1ヶ月で交換が必要とあり、その値段はパッドが大小10枚で¥3980です。電池代も考えると、凄い出費です。 EMSパッドは、粘着タイプであるため、皮脂がつくと皮膚に付かなくなります。 手入れが大変です。前記のマッサージ機も、まっさきにここが使えなくなって、ゴミ箱行きになってしまいました。
購入7ヵ月後に、ひさびさにEMSのふたを開けてみると、バタフライパッドの部分が緑色に変色していた。
銅線なので、錆だろうか? EMS使用上は問題ないので、そのまま使っています。


EMSの効果


胸を例にとってEMSの効果を考えてみると、ピクッっとします。
ボディビルダーが胸をピクピクさせているのを見たことがあるでしょう?
EMSではそういう動きが起こると考えれば分かりやすいでしょう。 当然、バーベルを持ち挙げているときの刺激とは全く違います。 EMSを使ってバルクアップというのは、ちょっと考えられないでしょう。 しかし、確かにEMSによって筋肉は動いている。 逆にいうと、胸の筋肉を自分でピクピクさせていれば、それなりに筋肉の運動にはなる。 ところで、別のEMS製品で、今まではトレーニング&EMSは効果が高いけど、 EMSだけではちょっと……ってな具合だったが、このEMS製品は大丈夫~。
みたいなものをやっていた。 確かに、EMSとトレーニング、両方やれば効果が高そうです。 実際、私もそれを狙っていました。
腹なんかもかなり高出力で30分やれば、そこそこの筋肉痛になります。
でも、EMS最大出力だと、身体に不快感も与えるので、ある程度下げる必要があるし、 筋肉痛の具合から察するに、腹筋50回程度の効果ではないでしょうか。 それなら自分でやれば数分だしなあ……。
どちらにしても、EMSだけではトレーニング効果が低くそうです。 通常の腹筋とEMSを組み合わせるとよいでしょう。




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