登山・ウォーキングの考察
登山やウォーキングを楽しむソロキャンプ
冬、真っただ中、2016年が明け、新年早々の1月初旬にソロキャンプデビューして以来、半年弱。
ほぼ毎週のように、計20回もキャンプしていて、いつの間にか2泊が当たり前になっていました。
初めの頃は、読書や、宿泊地周辺の散歩などをしていましたが、さすがに飽きてくる。
まわりは山ばかり。。。登れんのかな? 登ってみるか?
体力が心配だな、でも自転車で30Km走れるようになったし。
公園でトレーニングもしてる。体重も5キロくらい減った。
などと考えていましたが、初めて八菅橋に幕営したとき、正面にある八菅山に登ってみました。
大して高い山ではないし、山というより神社なので石段メインだったのですが、キツかった。
往復1時間半もしないハイキングだが、展望台の眺めはよかった。
そこで、いろいろと調べると、八菅山に隣接して鳶尾山がある。
なので、ストックを買い、次の週に八菅橋にソロキャンプして、鳶尾山に登りました。
無駄に遠回りしたけど、あまり疲れないし、いい眺めも見られた。
山に登ると、やたら腹が減るのも分かったし、持病のアキレス痛(これがネックだった)も、
大したことないのが分かった。
そこでさらに、東丹沢に仏果山(747メートル)があるのを発見。高取山という山も、隣にあり、縦走できる。
近くには愛川橋があり、すでに幕営経験があるので、土地勘もあった。
鳶尾山は200メートル級ですが、こちらは700メートル以上もある。
とりあえず、東丹沢の地図を買って、コンパスや熊対策の笛とナイフなどを用意。
ちょっと体力が心配だったが、山に登ってみた。
結果、4時間半の行程だったが、体力的には問題なし。
ただ、靴が小さいのか、下りで親指が痛い。ほとんど拷問だった。
どちらにしろ、新しく靴を買わなければ、さらなる登山は無理。
調べてみると、宮ヶ瀬湖周辺は林道も多く、ウォーキングにも最適であることが分かった。
なので、登山にこだわらず、ウォーキングもしてみたい。
ジョギングでもいいし、サイクリングでもいい。
初めてソロキャンプをしてから、人生観が変わりました。
これを伝えるのは難しいのですが、焚火をしているだけで癒されるというか、ギスギスした生活からの解放を感じます。
登山は、私の精神面に、さらなる変化をもたらしてくれました。
仏果山に登った日からちょうど一年前のGWに、私は宮ヶ瀬湖に遊びに行っていました。
水の郷、商店街があるところですね。
そこから、何気なく、まわりの山を見ていると、頂上に金属でできた台のようなものがありました。
あそこに鉄の人工物があるけど、なんだろう? 観測所かな?
あ、あっちにも同じのがある。登山できるのかな? 登る人はいるのかな?
……そうです、これが実は高取山と、仏果山の展望台だったのです。
自分は登れるわけないよなあ~、あんな高いとこ。体力ないしなあ、とぼんやりと思っていました。
一年後、高取山に登って展望台に登り、宮ヶ瀬湖を見下ろすと、はるか下、遠くに水の郷が見えます。
そこで、一年前の記憶が急によみがえったのです。
あ、あの時見た金属の台の上じゃん、ここ?
わずか一年前までは、自分がこんな山に登れるとは夢にも思っていなかったのです。
ソロキャンプだって、まさかすることになるとは全く考えてもみませんでした。
まあ、どうってことないことなのですが、自分の中では、たった一年で人間ってこんなに変わるんだな、と思いました。
体力もついたし、気力の充実も違う。
世界観が全く変わってしまった瞬間でした。
また、私は成功法則関連の本を大量に読み実践してきていますが、先駆者たちの教えに、
アイディアは旅行中によく出てくる、というのがあります。特に海外旅行がいいようです。
まったく違う景色、匂い、雰囲気などが五感を刺激し、脳にも刺激を与えてくれるからのようです。
海外旅行ができなくても、日帰り旅行でもいい、との話でしたが、これがソロキャンプにも言えるのだと思います。
また、登山に関して言えば、山は皆、別の顔を持っていることを知りました。
生えている木、草、生き物が山によって全然違う。景色も全く違うし、匂いも違う。
また、脚から伝わってくる感触や、風ひとつとっても全く違うわけです。
季節、天候、時刻によっても、山はその顔を変えます。
ただ、ボウっとして登っている人には分かりませんが、私は、五感を強力に刺激されてしまうのです。
ソロキャンプにしても山登りにしても、私の遺伝子には、大自然の心が宿っていて、
それら大自然の感触が、琴線に触れるのだと思います。
きっと、そんな私に共感してくれる人も多いのではないかと思います。