自作アルコールストーブの考察
アルコールストーブを自作する
キャンプ時の熱源は主に焚火です。飯盒でお湯を沸かしたりします。
火を起こすのが面倒な朝などは、カセットガスのジュニアガスバーナーを使っております。
他にイレギュラーで、固形燃料を使うことがあるくらいです。
固形燃料は燃費が悪く、アルコールはそれより少し良いくらい。カセットガスが圧倒的に良好です。
はっきりいって、カセットガスでいいじゃん、という話です。寒いときはCB缶をローソクで温める。
とはいえ、やはりそこはキャンパー。アルコールストーブが欲しい。
トランギアのアルコールストーブが欲しかったけど、そんなにいっぱい熱源があっても意味ないしなあ、
と思っていました。
そうこうしているうちに、アルコールストーブが自作出来ることを知りました。
まさか、とは思っていましたが、とりあえず、やってみました。
350ml缶でふたつ。190ml缶で2つ作りました。
実際は他にも失敗作がいくつかあります。
350ml缶はふたつとも磨いて銀色。190ml缶はひとつ目が銀色。
もうひとつは、面倒なので塗装はそのまま(コーヒー缶のまま)。
アルコールストーブは真ん中の穴に燃料を注ぎ、火を着けます。
火はあまり豪勢に着くわけでなく、ゆらゆらと炎がゆれているだけです。
しばらくすると、缶の外側のアルコールが気化し、周りにある小さい穴から出てきたところに引火します。
これで、外側の穴の数だけ炎が出るわけです。青い炎がきれい。
穴が多かったり、大きかったりすると、燃料の減りが早くなり、火力も上がります。
使ってみた感想は、結構火力が強力です。
お湯を沸かすには、190mlでも火力が充分であることが分かりました。
風のない状態で、40mlのアルコールを入れ、10~15分燃焼し、500mlのお湯が沸騰し、やや余裕という状態です。
キャンプしながら行った、燃焼テストの動画です。
実際にインスタントラーメンを作りましたが、190mlで火力は十分でした。
190mlのアルコールストーブで1合のご飯が炊けることは分かりましたが、3合は無理でした。
最初から無理があったようです。火力が少なすぎるし、燃焼時間が短い。
350mlのアルコールストーブならいけるかもしれません。
冬場のテント内は寒いのですが、アルコールストーブを使えば、暖かいです。
ただ、アルコールストーブをそのまま使うと炎が出て危ないので、上にクッカーを置き、お湯などを沸かしながら使うべきです。
テント内の火器使用だと、酸欠になる可能性がありますが、私のテントはインナーが網だし、
フライシートも下がスカスカなので、問題ないです。だからこそ、寒いのですが。。。
まあ、テント内の使用ではガス(CB)でも効果は変わらないのですが、アルコールストーブの炎がきれいで好きなので。
CBはかなり安いですので、圧倒的に燃費がいいですが、寒いと火の着きが悪い。
アルコールストーブはテントで使えるくらいなので、家でも使えます。
お酒に燗をつけるときなどに使っております。当然、冬場は部屋も温まりますし。