男性ホルモンとは
男性ホルモンは、アンドロゲンとも呼ばれ、オスのホルモンのことです。
男性ホルモンは、男女ともに副腎で作られますが、
男性は精巣でも男性ホルモンが大量に作られますので、男女で分泌量が違います。
女性は男性の10%程度の男性ホルモンしか分泌されないと言われています。
男性ホルモンと女性ホルモンの量と効果の違いが、男女の違いなのです。
男性ホルモンは骨格筋や体毛を発達させ、性欲を増加させますが、
何種類もあり、それぞれ体に及ぼす効果が微妙に違います。
テストステロン、
ジヒドロテストステロン、
アンドロステンジオン、
デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
などの男性ホルモンが有名で、薬やサプリメントとして手に入れることができます。
男性ホルモンの中でも、もっとも一般的なのがテストステロンで、
男性更年期障害の薬として、絶大な効果を発揮します。
男性ホルモンは、肝臓で不活性化してしまうので、普通に口から飲んでも効果がほとんど期待できません。
その為、筋肉注射でゆっくり浸透させる方法がよく使われます。
ケツに注射して効果が長持ち、というわけです。
飲むタイプのアナボリックステロイドは、肝臓で吸収されにくくキレート加工してありますが、
その効果で、肝臓にダメージがあります。
肝臓をケアする薬があり、通常、アナボリックステロイドと共に飲みます。
他にも女性化乳房を抑えたり、ハゲない薬もあります。
テストステロンには、肝臓でなく腸で吸収される、
ウンデカン酸テストステロンの経口薬がありますので安心です。
デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)は、2018年から、
厚労省の規制で入手が困難になってしまいました。
アンドロステンジオンはテストステロンの前駆体です。
男性ホルモンの筋肉増強効果
男性ホルモンは筋肉を増やす効果があります。
筋肉増強目的に作られた男性ホルモン薬が、アナボリックステロイドです。
その為、アナボリックステロイドは、俗に筋肉増強剤とも呼ばれています。
数あるアナボリックステロイドの中でも、
ジヒドロテストステロンを元にしたものがあり、
筋肉増強効果が特に高いのですが、いいことばかりではありません。
もちろんアナボリックステロイドには、様々な副作用があります。
男性ホルモンは分泌が多いとハゲる、といわれていますが、
それはジヒドロテストステロンのせいの可能性が高いです。
当然、アナボリックステロイドを使うと、強烈にハゲる人がいます。
しかし、全員ではありません。
テストステロンが、毛乳頭細胞の5αリダクターゼという酵素によって変換されてできたのが、
ジヒドロテストステロンですが、毛髪を生み出す毛母細胞を萎縮させるため、
男性型脱毛症AGAの原因になってしまっています。
ジヒドロテストステロンが、脱毛因子TGF-βとFGF-5に働きかけるので、禿げちゃうのです。
TGF-βとFGF-5が元々多い人は、ジヒドロテストステロンが体内で増えると、
結果的に禿げやすくなってしまうのです。
アナボリックステロイドの中にも、ジヒドロテストステロン系ではなく、
ハゲないでマイルドな筋肉増強効果のものもありますが、
結局、筋肉があまり増えないので意味がないのです。
薬の量をむやみに増やすと、副作用も大きくなってしまいます。
そこで、TGF-βやFGF-5を制御する薬を使いながら、
ジヒドロテストステロン系アナボリックステロイドを使うことが多くなります。
メジャーなアナボリックステロイドを上げておきます。
使用は自己責任でお願いします。
オキシポロン(Oxypolon)50mg
ウィンゾロン(Winzolon)10mg
メダナボル(Medanabol)10mg
アナボリックステロイドは、筋肉増強効果が高いのですが、
それらに比べてテストステロンは、筋肉増強効果がほどんど期待できません。
そのかわりテストステロンは副作用も(ほぼ)なく、長期で使えます。
※私はこの時点で4年以上継続使用中です。
男性ホルモンは、効果と副作用が比例すると思ってください。
バリバリに筋肉が増えるけど、強烈に髪毛が抜ける!
※参考:ハロフルオックスで細マッチョ
男性ホルモンと男性更年期障害
男性ホルモンは20代半ばでピークを迎え、その後は毎年1~2%の減少が続きます。
男性ホルモンは、ストレスでも減ってしまうので、精神が疲れていると元気がなくなります。
毎日元気に過ごせるのは、男性ホルモンが活力と欲望を与えてくれるからです。
男性ホルモンが少ないと性欲もわきあがりません。
性欲はないけど、精力的に仕事をこなす人などというものは存在しません。
ただでさえ40代半ばではピーク時の半分程度にまで男性ホルモン分泌が落ちるのに、
様々なストレス、飲酒、寝不足、運動不足で、さらなる男性ホルモンの減少が起こります。
ただし、それを当たり前だと思ってはいけないのです。
こうなってしまうと、やる気が失せ、元気がなくなるので、うつ状態と見分けがつきにくくなります。
その為、いったん元気になるまで、男性ホルモンを外部から補充しよう、ということになります。
もちろん、泌尿器科や男性クリニックなどの病院で、テストステロンを補充します。
心療内科に行くと、うつ病の薬が出ちゃいます。
一般的には2週間おきにテストステロンの筋肉注射を尻などに打ち、男性ホルモンの値を測ります。
ただ、テストステロン注射だと、男性ホルモンの増減の起伏が激しくなります。
いくらゆっくり代謝するとはいえ、注射直後は男性ホルモンがぐんぐん多くなり、徐々に減っていきますので、
注射した直後と2週間後、つまり次の注射直前とでは、体内の男性ホルモンの量がまったく違います。
最初はテストステロン注射の力で元気になっただけだとしても、
しばらくすると男性ホルモンの自己分泌が正常値に近づきます。
男性ホルモンが正常値になったら、注射ではなく、よりマイルドな飲み薬や塗り薬にします。
その方が摂取する男性ホルモンの量も少なく、効果がマイルドで体の負担も少ないからです。
しかし、いくらテストステロン注射をしても、男性ホルモン分泌が正常値にならない人もいます。
注射をやめたとたんに、男性更年期障害が再発してしまうわけです。
ただ、原因ははっきりしているし、対処法もわかりきっているので、
自己でテストステロンや男性ホルモンを入手する人も増えてきています。
病院通いは、とかくお金がかかりますし、時間と労力も必要とします。
テストステロン経口薬と塗り薬は使用量を守ってさえいれば、長期間でも安全な薬ですので、
男性更年期障害を自分で回避できます。(回復は出来ませんが)
病院に行くほどではないけど、元気がない、性欲がない、なんて人は
テストステロンを使ってみるのもいいですね。
それであっさり治ってしまう可能性もあります。
40歳以上なら、安心な国産薬がネットで簡単に買えます。
40歳以下で男性更年期障害の疑いがある場合や、テストステロンの含有量がもっと欲しい場合、
リーズナブルに長期間使いたい場合などは、個人輸入が便利です。
国産のテストステロンは、含有量が少なく、異常に高価です。
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