筋トレと昼寝

トレーニングと昼寝


トレーニング・スポーツに限らず、身体を動かしたら、休養・栄養が必要です。 筋トレしているのなら、なおさらです。 具体的には、夜の充分な連続の睡眠時間。 それと充分な栄養、これが基本です。
でも、朝に起きて、夜に寝るまで、かなりの時間が空いています。 通常は、16時間以上でしょう。 もちろん睡眠時間が短い人は、もっと時間が空きます。 つまり、起きている時間が長くなります。 あたり前です。
日本では「寝てない自慢」が横行していますが、 世界では全く通用しませんので、知識ある文化人は充分に睡眠をとるようにしましょう。 夜、短時間だけ寝ても、いいことはひとつもありませんよ。 寝るのがもったいないのでしょうが、起きている状態での頭の回転スピードが違いますので、 単一時間当たりの仕事量が違います。 もちろん、頭脳を使わない単純労働なら、ミスが多くなるかもしれませんが、 まあ頭の回転数は関係ないかもしれませんね。
しかし、寝るのがもったいない、という日本人特有の概念は捨てるべきです。 寝ている間に、脳、体のメンテナンスが行われ、疲れを取り、病気を予防修復します。 ホルモンだって寝ているときにドボドボ分泌しますので、連続で寝ないといけません。
ちなみに毎日の睡眠が6時間を切ると、病気になりやすく太りやすい上に、死ぬ確率が上がることが分かっています。 欧米の女性は8時間寝ないと肌が荒れることを知っていますので、睡眠不足はあり得ないのです。 美容と健康には充分な睡眠こそ大事です。
人体にとってこの上なく重要な睡眠ですが、睡眠時間で考えると、夜の連続睡眠の次に重要になってくるのが、昼寝です。 ぐーたらの代名詞のようになってしまった昼寝ですが、 まともな人間にとっては、昼寝こそ非常に重要な行為です。
家でだらだらしまくって炬燵で昼寝などという、自堕落な生活者はさておき、 働きながらスポーツやトレーニングに励む諸兄には、昼寝は大きな味方となります。
なにしろ、体力の回復には睡眠と、食事しか手はないわけですから、カロリーゼロの回復手段は睡眠だけです。 どうしても眠れないなら、脳は起きてるけど、何もせずに、ぼ~っとするという手もあります。 目をつぶってじっと横たわるだけでの意味はあります。
ただ、朝から電車で寝ている人は要注意です。 ただの睡眠負債でしかありません。 そんな眠り方は健康にもよくないし、朝からみっともないです。 これまた世界標準から考えても、物騒この上ない。
電車では、月曜日から寝てる人もけっこういますが、週末になるにつれどんどん増えていき、 金曜日になると電車の七人掛けの椅子で全員が寝ているカオス状態です。 大丈夫なのか、日本! と本気で思ってしまいます。



トレーニングして午睡


わたしは休日の早朝にトレーニングを行います。 その後、家にいて時間があれば、必ず昼寝、朝寝をします。 せいぜい30分程度の昼寝ですが、疲れが取れますし、頭もスッキリします。
しかも一日中家にいる場合は、ちょっとずつ短い昼寝を2~3回行います。 連続で長く寝ないのがポイントです。 なんか、ぐーたらな眠り方ですが、疲れが取れます。 ただし、夜の睡眠に弊害があってはいけませんから、たっぷりすぎる昼寝は厳禁です。 昼寝すれば頭の中は、かなりスッキリします。 これくらいなら、夜もたっぷりぐっすり眠れます。 まあ、休日モードなので筋トレや家事以外は何もしませんので、頭が冴える必要はないのですが。
朝にトレーニングするとテストステロンが分泌されますが、昼には数値が一気に下がります。 そこで昼寝をすると頭がすっきりし、テストステロンも多少回復します。 もちろん、テストステロンの経口投与もしますが、昼寝も重要な回復手段です。
トレーニングを一日の最初にしている以上、体力の回復は絶対に必要です。 でないと、後々の気力、体力が続きません。 午後や夕方から出かける場合にも、ちょっと昼寝しておけば元気に活動できます。 お酒を飲みに行っても、昼寝しておけば、すぐに眠くはなりません。 これで遅い時間まで楽しめます。
また、休憩をはさんで一日に2~3回走るときには、昼寝は必須です。 この場合は体が疲れているため、30~90分程度、連続で寝てしまいます。 それでも夜は普通に寝れますので、体力的にきついのでしょう。
昼寝したのに何もしないのなら、ただのぐーたらですが。。。



昼寝で健康


私の平日のトレーニングは夕方に行います。しかも夕食直後です。 しかし、前日にトレーニング等で疲れている場合は、昼食後に短い午睡をします。 それほど疲れていなくても、時間的余裕があれば、とりあえず寝ます。 だいたい10~15分程度です。長くは寝ません。眠れません。 椅子なので、そんなには眠れませんし、首が痛くなったりします。 睡眠時間は短いのですが、これがけっこう気持ちいい。
また、会社帰りの電車でも、ごく短い睡眠を、ほぼ毎日のようにとります。 こういった昼寝は、午後の仕事や、夕方からの作業、筋トレにとって特に重要で、 体力と思考力の回復をもたらしてくれます。 当然、頭もスッキリし、気分もよくなるので最高です。 逆にちょっとだけでも寝ないと、仕事中に眠くなったりしますので、やっかいです。
昼寝は、ストレス軽減や免疫力強化にも役立ちます。 短い睡眠でも、テストステロンが多少増えるようですので、疲れも取れます。 エアコンの効いているオフィスなどでは、けっこう乾燥しているので、マスクをして寝ましょう。 ただ、電車内などで、大口を開けて爆睡している人は、いただけません。 それは単に睡眠不足なのであって、夜の睡眠が足りていないだけです。 つまりは睡眠負債ですね。みっともないのでやめましょう。 あくまで、ちょっと寝。午睡です。
夜の睡眠は充分で、ちょっとだけ昼寝して常に元気いっぱい。 これがもっとも健康的なのです。 少しの昼寝なので、夜もたっぷり眠れます。 筋トレと昼寝をうまく組み合わせましょう。



時間に余裕があれば昼寝


通常の会社員だと、昼休みに昼寝するとか、電車移動中に寝るくらいがやっとです。 (たまに公園で寝ている人を見かけますが。。。) しかし、時間をコントロールできる職業の人は、昼寝をルーチン化できます。 職業によっては昼休みが90分の場合すらありますので、たっぷり眠れます。
たしかに、私も寝不足の場合は、昼食よりも優先的に昼寝をします。 食事は数分で出来ますから、寝た後でもなんとでもなります。 疲労時は、たった5分でも眠れれば、ものすごく元気になります。
また、プロスポーツ選手は、生活に昼寝を入れている場合が多いです。 ムエタイ選手は、6:00~午前中4時間、14:00~午後4時間の練習をこなしていますが、 その間の4時間の休憩は、実は食事と昼寝なのです。 食事後、かなりたっぷりと昼寝が出来ます。ここで体力と気力を回復させるのです。 常に全力で、訓練に取り組むには、昼寝は欠かせないわけです。 この練習量を週に6.5日(日曜は午前のみ)やってるわけですから、昼寝は必須です。 エアコンもない南国での昼寝ですので、暑くて辛そうですが。。。
ボディビルダーのドリアン・イエーツは現役時、 夜間の8時間睡眠の他に90分の昼寝を日課にしていました。 毎日、強烈な高重量トレーニングを行っているので、充分な昼寝が必要なのでしょう。 確かに、彼のトレーニングは尋常ではありませんので、肉体的ダメージはすさまじいです。 だれでも、こんなに長時間眠れるのか疑問ですが、目を閉じて横になるだけでも疲れは減りますから。 昼寝を習慣化できれば完璧です。
それにスポーツ選手は、食事の量も尋常ではないので、 昼寝でもしないと栄養の消化吸収にも支障が出ます。 ただ寝てるだけに見えても、実は胃袋もフル回転なわけで、その内臓の回復にも睡眠が必要なのです。 胃袋を休めるためにも長時間の睡眠は欠かせません。

テストステロン を使うという手もあります。




昼寝も工夫


筋トレやランニングの後、普通はすぐには眠れません。 心臓がドキドキしているし、興奮してるからです。 よほど眠ければ別ですが。そもそも、それはただの寝不足です。
真夏は無理ですが、もうすこし涼しい季節なら、走って行って公園でちょっと寝るという方法もあります。 夏場は蚊がいるので、うまく眠れませんが。 しかし、冬は寒いし、体温が下がりまくりますので危険です。
横になると心拍数が落ちるためか、眠くなりがちです。 なので、寝る前に余裕があれば、本や動画などを寝転がって見るといいでしょう。 そして眠くなったらちょっと寝て、またすぐ起きればいいのです。
電車で寝落ちしている人を多く見かけますが、これはおかしいです。 大概はスマホを握ったままですが、何かしている最中に寝ちゃうのは、病気です。 危ないし、精神が崩壊しています。
夏はエアコンをかけて寝るしかありませんが、冬は布団で暖まりましょう。 暖房をかけると乾燥するので、喉が不快かもしれません。 以前は風邪ばかりひいていたのでマスクをして寝ていましたが、いくらなんでもやりすぎです。 もちろん、コロナ過では、電車などの公共の場ではマスクをして寝ます。
キャンプに行った時、私は何度も昼寝をしました。 昼からキャンプしても、することがないので、眠くなっちゃうんですよね。 暇すぎて筋トレなどもしたけど、ゆったりとした時間が眠気を誘います。
あと、昼間からお酒を飲んでいると、やたら眠くなります。 それでも夜もたっぷり眠れるのは不思議です。 寝不足気味という事もないと思いますが、眠りが浅いのかもしれません。
寝起きすぐは、運動に向きません。 まだ体も筋肉も温まっていないので怪我します。 私の朝の筋トレは、食事の後に行っています。 食事で体温が上がりますが、運動の前に、ちょっとストレッチする方がいいでしょう。 また、先にゆっくり走って体を整えるのもいいです。
昼寝してすぐに筋トレという人もいるかもしれませんが、怪我には気を付けましょう。



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