人生の質とトレーニング

人生の質とトレーニング


人間生きていると、楽しいこともありますが、辛いこともあります。 「何言ってるんだ。辛いことしかないよ」という人もいるかもしれませんが。。。 私の力では、どうすることもできません。あしからず。
ウエイトトレーニングや運動をしている人は、好きでやっている場合もありますが、 ダイエットのために仕方なくやっている場合もあるでしょう。 好きでやっているわけではない場合でも、将来の自分を想像しながら、 そうなりたい、と思ってやっているはずです。 じゃなかったら、あらゆるトレーニングは辛いだけの拷問です。
トレーニングが好きで、今楽しく出来ているうえに、 成果も出ていて、将来の理想の自分に近づいているのであれば、 まさに理想の状態です。 成果が意欲を生み、意欲が継続の力を与えてくれます。
幸せとは、そこに向かっているときにこそ、より大きく感じるものです。 達成してしまえば、そのときはもちろん巨大な幸福感を得ますが、 次の目標がなければ、余韻しか残りません。 燃え尽きてしまいます。
ないものを数えるのではなく、持っているものを数えれば幸せになります。 自分はこんなにも恵まれている、と。これは真実です。 自分が不幸だと思っている人は、まずここから入ってください。 しかし、自分の内面を見つめるだけでは向上心がなくなってしまう恐れがあります。 もう幸せだから、何もしなくていいや、となってしまっては元も子もないのです。
常に目標を持ち、常に実行し、常に努力し続ける。 これこそが、人が幸せでい続けられる唯一の方法ではないでしょうか?



幸せホルモン


最近、幸せホルモンのオキシトシンの存在を知りました。 もちろん、薬としてもオキシトシンは存在していますので買って使うこともできます。 分かりやすく言うと、スキンシップをするとオキシトシンが出るので、 恋人とイチャイチャするのがベストです。
同性(?)でもいいそうですが、やはりここは異性の恋人が一番です。 トレーニング中のおっさん同士のスキンシップは、もはや地獄絵図です。 ※パートナーならいいのでしょうけれど
そういった意味では女性の方がオキシトシンは出やすいかもしれません。 女性同士はスキンシップが多めですし、母親なら子供とのスキンシップも多い。 女性はSEXによりオーガズムを迎えると、オキシトシンが大量に出るそうです。
男性の場合もスキンシップでオキシトシンが出ますが、 魅力的な女性と一緒にいると、テストステロンも出ますので、一石二鳥です。 やはり、いちゃついているカップルは、なんだかんだ言っても幸せなんですね。

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もうひとつ別の面からの幸せホルモンがあります。 ドーパミンです。ドーパミンは、有名な快感ホルモンですね。 困難なミッションをクリアできると、脳からドーパミンが出ます。 努力が実ったら、ドーパミンがいっぱい出るわけです。 その状況なら多分(男性の場合)、テストステロンも出そうです。
うまいもの食ったり、魅力的な異性から告白されても、ドーパミンは出ます。 面白いゲームでも、映画でも、遊園地の乗り物でも、楽しければドーパミンは出ます。 恐怖だと、アドレナリンかな?
ドーパミンは快感と結びついているので、中毒性もあります。 怖いのは、酒でもギャンブルでも、麻薬でも、ドーパミンが出てしまうことです。 ドーパミンが出ちゃうと依存症になりやすいからです。 そりゃそうだ、快感なんだもの。やめられない。
自分の体がウエイトトレーニングによってレベルアップし、高重量があげられるようになってくると、 ドーパミンがドバドバ出て、止められなくなるわけですね。 テストステロンも出るでしょうし。
スポーツでもそうです。記録が更新されれば楽しいので、ドーパミンが出ます。 トレーニングの継続には、ドーパミンがかかわっているわけです。 ドーパミンをうまく使いましょう。ドーパミンこそが幸福人生のカギです。



体調の管理


大人ならば、体調の管理は必要だし、やっているはずです。 身体が不調なのに仕事や趣味、特にトレーニングで、いい結果が出るわけがありません。 それでも睡眠不足をはじめとして、一般的に体調管理ができている人は少ないでしょう。
飲酒もほどほどに、と言われても飲みすぎちゃうのが人間です。 お酒なら1合程度、ビールは350mlまで、と言われて守っている人は何人いますか?
腹八分目、これも正解。 私は6~7分目と少な目ですが、食事回数が多いので絶好調です。 トレーニーは3時間ごとの食事が基本なので、いくらか間食に回します。 これで、便秘や肥満、億劫から解放されます。 いつトレーニングしてもエネルギー切れはないし、腹いっぱいで苦しくなったりもしない。
そして睡眠が重要。 欧米での常識は、毎日8時間睡眠が普通です。 睡眠不足が肌に悪いことは、欧米の女性達には常識です。 日本での、どれだけ寝てない自慢など、あきらかに異常なのです。 睡眠時間は脳の回転スピードに顕著に反映されます。 睡眠不足は、肌や寿命、便秘、万病にも影響します。 トレーニング後、6時間程度の睡眠だと筋肉痛が強いことが実感できます。 やはり8時間以上寝ないと、体がキツイ。
早寝早起きは体調管理の上で最も簡単かつ効果抜群です。 トレーニングして、酒もほどほどに(飲まないのがベスト)、 毎日8時間眠れば体調は完璧。 医者いらずの体が手に入ります。 特に男性は、充分な睡眠により、テストステロン をはじめとしてホルモンバランスも絶好調になります。 女性はエストロゲンが出て肌がきれいになりますし、魅力的になります。
テストステロンが出れば、やる気も出るし、いつも元気。 仕事もトレーニングも、意欲がわきます。



人生の質の向上


こういった人生の質の変化は目に見えないため、自分ではわかりにくいものです。 以上のような生活をしているため、 すごく元気な私ですが、それも徐々に変化したため、 不健康だったころのことなど、忘れてしまっています。
しかし、思い出してみれば、 春になるとのぼせて、鼻血をだしていましたし、歩くのさえも億劫でした。 肩こり、腰痛もひどかったし、何をするのもめんどくさい。 外出しても、すぐに疲れて座っていました。 昼寝すると3時間も起きられない。慢性疲労です。
例えば、こんなことがありました。 早朝からTDLでさんざん一日中遊びまくり、夜中にやっと家に帰ってきて、風呂も入らず就寝。 8時間ぶっ続けで寝て(いつも3回は起きる)、起きても疲れて動けない。 この時、思い出したのです。 「あれ? この感じって、5年前は毎日じゃなかったっけ?」 と。 毎日、毎日、ハンマーを叩きつけられているような疲労の日々だったのです。
結局、昼頃には疲れも取れて、体力も気力も回復しました。我ながら元気です。 しかし、5年前は、そのドーンとした疲れが体にのしかかったまま、 回復することなく、毎日(連日)を過ごしていたのです。
そこで、自分がものすごく変化していることに気づきました。 いや、うすうす気づいていたのですが、改めて、その体力差に愕然としました。
これは、たまたま自分でわかりやすく気づけたのですが、普通は気づきません。 心も体も疲れた毎日を過ごしていては、幸せになどなれるわけがありません。 当時はマッサージに行くと、「全身がコチコチですね」と言われました。 その時点でかなりヤバいです。そのままだったら、絶対にガンになります。 今ではトレーニングのおかげで、肩こりもなく、エネルギッシュで楽しい毎日です。



幸福感の種類


これはある、有名なセミナー講師の話から。 人間が幸福を感じることは、3つある。
ひとつめは、困難と思われる目標を達成したとき。 まさにそうですね。 ダイエットやトレーニング、仕事で目標達成できれば、 ドーパミンが大量に出ますから。 内容によってはテストステロンも出そうです。
ふたつめは、チームでなにかをやり遂げたとき。 これもわかりやすいですね。 仕事のプロジェクトや団体競技、学生だと文化祭など、みんなで達成した時の一体感は、 何物にも耐えがたいよろこびです。 ドーパミンとオキシトシン、テストステロンも出そうです。 会社で一緒に仕事していると、社内結婚が多くなるというのも頷けます。
みっつめは、人に信頼されること。 これはわかりにくいのですが、 例えば、親から虐待を受けて施設にいる子供が、 大人は誰も信頼できなくなっていた。 この講師が年に一回ボランティアで、施設の子をTDLに連れて行くのですが、 そのあとに児童から手紙をもらったそうです。 「始めて信頼できる大人に出会いました」と。感動しました。 これはなんでしょうね。やっぱり、オキシトシンだろうね。 ドーパミンもあるね。こんなの癖になりそう。
ここで述べていることは真実だと思う。 自分が行動して手に入る幸福のことね。 他にもあるでしょうが、大きいところではこの3つではないでしょうか。
宝くじを買って、数億円が当たってもすごくうれしいだろうけど、それとは次元がちがいます。 自分で努力して、または行動してその結果、手にする幸福の話ですから。 ダイエットで15kg痩せたとか、10kgの筋肉をつけた、とか。
いつでもできるし、いつでもやめられることがらであり、 やるかやらないかは自分がすべてを握っている。 運の要素はないわけです。



運動と幸福感の相関性


ある実験によると、週3~5回、30~60分運動している人は、 運動していない、年収2万5千ドル高い人と同程度の幸福度だそうです。
つまり、年収400万円で毎日筋トレしている人間は、 年収670万円の、運動していない人間と幸福度が同じってこと。 分かりやすく言うと、筋トレしてる人の方が、年収が高くても残業続きの人より、幸せなのです。 まあ、当然か。 そこそこの収入と運動があれば、幸福で健康なわけですね。 それに恋人や家族がいれば、まず幸福でしょう。 実験が完璧だとは思わないけど、だいたい正解ではないでしょうか。
ちなみに年収と幸福度は相関関係がありますが、年収800万円で頭打ちというアンケート結果もあります。 必ずしもお金があれば幸せか、というとそうではないのです。 あたりまえですが、人はお金だけで幸せにはなれません。
結局、何を犠牲にして収入を得るかという事でしょう。 年収が高くなったとしても、命を削ってお金を得ていては本末転倒ですからね。 それでも運動できればいいのですが、運動できないほど多忙、 運動する気になれないほど疲労してはいけないのです。 自分で仕事量やワークライフバランスを選べればいいのですが、それが出来ないので自殺者が多いわけです。
しかし、運動は幸福度に通じるという話、非常に分かりやすいし、実感があります。 私事ですが、運動はコツコツしていたのですが、減量してからの幸福度が非常に高いです。 ただ運動していればいいというものではなく、成長が実感できるとか、見た目がハラショーでないといけません。 テストステロンやマイオカインの分泌が関係していると思われます。 この実験での運動すると幸福というのも、 テストステロン が必ず絡んでいると思いますから。
定期的に運動している人は、うつ病にもなりにくいですし、自殺も少ない。 身体を動かしていれば、嫌な考えは消えていきます。抑えられます。 運動は身体にストレスですが、心のストレスをうまく消費できているからでしょう。
運動すると気分爽快ですしね。よく眠れる。 ジョギングや山登り程度ならだれでも出来ますが、 習慣的に、ある程度の負荷で運動するとなると、筋トレが一番です。
こんなところでもまた、 公園サーキットトレーニング の優位性を感じてしまいました。



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