健康とトレーニング
いつまでも健康に暮すことは、すべての人間の希望のはずです。
死ぬまで元気でいたい、と誰でも望むはずです。
その一方で、どうやって健康を手に入れるか、健康でい続けられるのか?
と悩んでいる人も多いことでしょう。
寿命の研究から、トレーニングと有酸素運動を組み入れたプログラムを効果的に行えば、
健康的に暮らせることが分りました。
実際に、運動を生活に組み込めるかどうかは、メンタルの問題なので、ここでは論じません。
毎日、適度なトレーニングをし、走り、食事も制限して、睡眠時間もたっぷりとっていれば
(さらにお酒も飲まなければ)、あなたにとって一番健康な状態なはずです。
(個人差は多いにありますが)
それでも、ウィルスや細菌、遺伝子等により、病気になる場合があります。
その時の対処法などを解説したいと思います。
細菌とウィルス
まずは予備知識です。
細菌は細胞を持つ、立派な生物ですので、体の中で増えると厄介です。
そのため、細菌を殺す薬として抗生剤が存在します。
世界初の抗生剤として開発されたのがペニシリンで、結核菌に効果を発揮しました。
抗生剤のおかげで、細菌性の病気が猛威を振るうことは激減しました。
そのため抗生剤は20世紀最大の発明の一つと言われています。
病院に行くと3~5日分も抗生剤が出て、説明もないまま「最後まで飲み切ってください」と言われます。
抗生剤で体内の菌が死ぬわけですが、菌が全部死ぬ前に投薬を止めてしまうと、
薬に対抗できてしまう耐性菌が出来てしまう恐れがあるからです。
ほとんど何も抗生剤が効かないスーパー耐性菌というのも存在します。
せっかく抗生剤が出来たのに、百年経っても結核が完全になくならないのは、これが理由です。
抗生剤に耐性のついた、進化した結核菌が出来てしまったのです。
抗生剤を飲むと常在菌も死んでしまうため、腸内細菌や善玉菌も死んで、便秘や下痢が起こることがあります。
投薬後、または投薬中から、乳酸飲料、ビフィズス菌やヨーグルトなどを採るといいでしょう。
一方、ウィルスは単体では増殖力がなく、生物でさえありません。
ウィルスは非常に小さく、細胞内に入って、細胞の増殖能力を使って増えます。
増殖過程で変異するので、対抗薬が作りにくいのが特徴です。
抗ウィルス剤など、映画などで耳にしますが、実際は上記理由で効果が期待できません。
マイコプラズマは、すごく小さい細菌ですが、それでもウィルスの1000倍はあるそうです。
風邪症候群
いわゆる風邪です。
風邪症状全般の事ですので、原因はさまざま。
間違いやすいですが、決してひとつの病気ではありません。
風邪は、9割がウィルス、残りが細菌等のようです。
普通に生きていて、絶対に毎年かかるといってもいいほどメジャーな病気です。
風邪症候群は原因(ウィルスや細菌)が無限に存在しますので、確固たる治療法もなく、
総合感冒薬やビタミンCなどを飲むことになります。
細菌性の風邪症候群であれば、抗生剤が効くでしょう。
あとは栄養のある食事と休養しかありません。
下記のように、扁桃腺炎だとわかれば、対処法はあります。
あるいはインフルエンザ(風邪じゃないんだけど)など、一部には特効薬やワクチンがあります。
インフルエンザはウィルスなので、毎年変化します。
なので、何種類かのワクチンを作り、注射します。
この予想が外れると、ワクチンが効かないのですが、症状が軽くなることがあります。
キツイトレーニングをすると、免疫力が下がります。
最悪なのはオーバートレーニングで、免疫力や気力がぐんぐん低下します。
減量時の、極端なエネルギー不足による疲れや、免疫力の低下もあります。
完全に風邪が治ってないのにトレーニングを再開してしまう場合もあります。
いつをもって、風邪が完治したかもわかりにくいので、トレーニーにはきつい。
咳だけ数週間残ることもあります。
風邪症候群に対する予防策は、身体を冷やさないようにすること。
バランスの取れた食事。
充分な睡眠です。
反復性扁桃腺炎
ここからは、自分の場合の話です。
オーバートレーニングやストレスなどにより、免疫力が常に弱く、
よく38℃以上の熱を出していました。
これは主に、喉が痛くなり熱が出る、扁桃腺炎でした。
ウィルスが原因の普通の風邪とは違います。
何が違うかというと、抗生剤(ペニシリン)を飲まないと治らない、ということです。
原因は不明なので対処療法しかなく、結局、30歳を過ぎてから扁桃腺を切除(十日入院)しました。
これで発熱は減り、熱は出にくくなりました。(無いわけではない)
その後も何度か発症しては、ペニシリンで治療を繰り返していました。
それがGWやお盆休み、年末年始など、病院がやってないときばかりで、ペニシリンが手に入らない。
連休最終日に救急病院に行ってペニシリンをもらって治したり、
ペニシリンが手に入らないまま、回復が遅れて副鼻腔炎になったり、さんざんです。
連休前に病院に行ったのに抗生剤が出ず、結局、連休の最後に救急病院に行ったこともあります。
しかし、人生を見直し、ストレスフリーになり、発病は激減しました。
さらにその後、幹細胞治療やトレーニング、減量などの効果で、
かなり健康的に、エネルギッシュに暮らせるようになりました。
自己防衛による治療
そして2019年、数年ぶりの感染です。しかも未曽有の令和改元GW10連休中3日目。
急激に喉が腫れ、鏡の前で口を開いてみると、喉が真っ赤。
これは完全に扁桃腺炎の症状であり、何度も経験済み。
ペニシリンを飲まないと治らないはずなのに、
再発が久々だったので、私は油断をしてしまいました。
ここ数年、体調がすこぶるよかったので、過信していたせいもあるでしょう。
それに今回は熱がなかったのも油断の原因です。これが免疫力のせいなのかは不明。
まあ、一晩寝れば、よくなるだろう。。。ならない。
もう一晩、もう一晩。。。よくなりません。
やはりペニシリンしかないのか、、、しかし病院はやってない。
最悪の状態で大山登山に向かい、鼻水を吹き出しながらも登頂達成。
体力をそぎ落とし、ヘロヘロになりながら帰宅し、気を失うがごとく、ぐっすり寝るが、回復せず。
この時点で、残すは連休もあと3日だけ。
ここでなんとしてもペニシリンをゲットし、回復するか、休み明けまで待つか?
しかし、この状態のまま、長距離通勤はキツ過ぎる。治すしかない。
ペニシリンを入手すべく、近所の病院を検索し、本日やっている場所に電話してから行きました。
熱もないのに、風邪くらいで来るな、と言われたらいやなので、
抗生剤を飲まないと治らない扁桃腺炎です、と訴える。
出てきたのは外科の先生ですが、「ペニシリンください」とお願いしても、はぐらかされ。。。
「会計の前で待っていてください」
ペニシリンじゃなかったら、どうしよう? 来た意味がない。。。
と、もんもんと考えながら会計前で待っていると、
先生がツカツカとサンダルで寄って来て、「ペニシリン3日分出しましたよ」
先生も大変ですね。ああ、とりあえず助かった。
プライドの高い先生でなくてよかった。
さっそく帰宅してすぐにペニシリンを投与しました。
3回飲んで就寝し、朝起きてみると、体調がすこぶるよい。
やはりペニシリン、効く~!
翌日朝、喉はすぐに治った。咳も止まった。トレーニングも再開しちゃう。(これがイカン!)
連休明けから、元気に出社してます。
ただ、鼻水は完全には止まらず。副鼻腔炎なのか。。。?
まあ、次の週末には治りましたが、ペニシリンを3日分では不十分だった気がする。
結果として、連休の7割を無駄に失い、治療費も2000円以上失いました。
今後はこのようなことがないよう、ペニシリンを個人輸入し、常備することにしました。
日本での薬の期限は2年ですが、実際は3~5年間使えるようです。
50錠入りを持っていれば、もう大丈夫。
しかも送料込みで1600円程度。安い!
フェノキシメチルペニシリン(CilicaineVK)250mg
自己判断の是非
今回の私の状況は特殊ですが、何人もの医師の誤診で苦しんできた結果です。
自分を守るためには、個人で抗生剤を入手するのも、いたしかたなし。
反復性扁桃腺炎の症状は、いつも喉が真っ赤になるし、ペニシリンを飲まないと治らない。
しかし、扁桃腺を切ったので、喉が腫れることはあり得ない、という医師さえいました。
実際に赤く腫れあがって、喉が痛いのに、ですよ。
なぜペニシリンが効くのかは分かりませんが、効くのは事実。
黄色ブドウ球菌に効いてるのかな?
もし、もっといい薬があったとしても、別の薬でわざわざ試す必要があるでしょうか?
だから私は、ペニシリンを名指しでもらっているのです。
ただ、素直にペニシリンをくれるのは、救急医師で、内科じゃない先生の場合だけですね。
私の場合は、循環器系、外科の先生でした。
通常のクリニックでも、内科の先生はプライドが高く、「ペニシリンください」が通じません。
扁桃腺炎になったのなら、すぐに病院に行けばいいわけで、問題はありません。
ペニシリンは出なくても、抗生剤は出るだろうから。
出ない医者もあったけど。。。
でも、連休中はそもそも病院がやっておらず、どうにもならない。
そして重症化する。
毎回、駆け付ける病院が変わる(営業してないから)ので、結果的に主治医もできず、苦しむことになる。
通常時に通院するも、誤診が多すぎる上に、素直にペニシリンを出さない、など。
日本の内科医は、困ったものです。しかも抗生剤は、処方箋がなければ出ない。
さらに、異常に高価な治療費をふんだくられる。
しかし、私は的確な治療薬を知っている。
そう考えると、自分で薬を持つことは最良といえるでしょう。
これらのことは、あなたにも当てはまるかもしれません。
当然のことながら、自己判断で行いましょう。