スピロテロールで脂肪を落とす
ケトジェニックダイエットを実施するも、あまり効果がみられず、夏を前に悩んでいました。
減量すると筋肉が減る(はずだ)し、かといって摂取カロリーを減らさずに脂肪を減らすことは不可能。
テストステロン製剤のことを調べていると、
たまたまスピロテロール(クレンブテロール塩酸塩)の存在が出てきました。
スピロテロールの詳しい説明は次項を参照していただくとして、早い話がやせる薬です。
スピロテロールは、平常時の消費カロリーを上げるのですね。
中性脂肪を分解してくれるようです。
ただ、脂肪を分解しただけではあまり意味はなく、分解した脂肪を燃やすために、やはり運動が必要です。
そうでなければ、余った脂肪が再び蓄積に回されるだけです。
つまり、運動前にスピロテロールを飲むのがベストになります。
さらに注目のスピロテロール効果は、筋力が向上し、筋肉も落ちにくい(アンチカタボリック)。
筋力向上はともかく、減量時に筋肉が減らなくなるのはうれしい。
これでカロリー制限しても、筋肉を落とさず、脂肪だけが落とせるようになります。
つまりスピロテロールは、減量期(ダイエット)に飲むと効果が高いわけです。
ただし、筋力が上がるという目的で使用される場合もあるため、多くの競技で禁止薬物です。
ステロイド系ではないので副作用も(ほぼ)なし。
使用量も、本来の喘息薬としての使用量と同じなので問題なし。
ただし、スピロテロール使用中は、あまり強力な有酸素運動は禁止です。
スピロテロールは飲んでいると耐性が出来るので、2週間の使用で一旦終了し、2週間の休憩が必要です。
スピロテロールは40mgの錠剤ですが、私は20mgずつ飲んでいるので、ピルカッターが必要になります。
スピロテロールとは
スピロテロール(クレンブテロール塩酸塩)は、気管支拡張薬です。
スピロテロールは、気管支を拡げて呼吸を楽にする薬です。
日本国内で承認されているスピロペント錠と同一有効成分であり、クレンブテロール塩酸塩を含有しています。
スピロテロールに含有されている有効成分のクレンブテロール塩酸塩は、
気管の平滑筋に存在する特定部位を刺激することで、気管支を取り巻く筋肉の緊張をゆるめ、
気管支を拡げて呼吸を楽にします。
クレンブテロール塩酸塩は、第三世代のβ刺激薬に分類され、作用時間が8~10時間と長いのが特徴です。
スピロテロール(Spiroterol)40mcg
使用した人の感想を見ると、体温が上がり、鼓動が早くなるようです。
それが本当なら、スピロテロールは、確かに脂肪を燃焼してくれることでしょう。
また、(私の場合)尿が茶色になりましたので、トイレで驚かないでください。
スピロテロールを利用した減量計画
スピロテロール(クレンブテロール塩酸塩)は8~10時間作用が続くので、
6時の朝食時、15時の間食時に飲むことにします。
トレーニングが夕食直後、だいたい18:40開始なので、効率を考えるとこうなります。
スピロテロールは1錠40mgなので、半分に切って20mg単位で使います。
基本、毎回20mg飲みますが、有効な使い方だとピーク時は1回に40~80mg飲むようです。
私は一度に飲む量を増やすのではなく、間隔を狭めて飲むことにしました。
スピロテロール使用期間は最大2週間で1サイクルとします。
期間中は強度の高い有酸素運動は避け、逆にストレッチやジョギング、ウォーキングを増やします。
もともと炭水化物はあまりとっていないので、食事に変化はないのですが、
2回の間食のうち1回をソイプロテインシェイクに変更します。
これで摂取カロリーが150ほど減ります。また、晩酌のビール系飲料も自粛します。
これで計300キロカロリーほど減らせます。
それと、ココナッツオイルを取りながら、ケトジェニック状態を継続します。
トレーニング自体は全く変化がなく、たんぱく質摂取量も変わりませんので、テストステロン製剤の摂取も変化ありません。
2週間 スピロテロールあり 有酸素弱め
2週間 スピロテロールなし 有酸素強め
2週間 スピロテロールあり 有酸素弱め
で6週間やり、期間中はずっとケトジェニックを併用します。
2週間というのはあくまで目安です。きっちりやる気はありません。
また、途中に、飲み会・外食などもありますが、これといって制限なく、飲み食いします。
スピロテロールを使った感想
まず、スピロテロール(クレンブテロール塩酸塩)の錠剤がものすごく小さく(フリスク大)、砕けると粉になる薬です。
片面の真ん中に線があり、ここで割ってください、という目印にはなります。
ただ、小さすぎて爪では割れません。
ピルカッター到着前に、スピロテロールが来てしまったので、仕方なくこの線に沿ってハサミで切りましたが、
ハサミの刃の方が、錠剤よりもかなりぶ厚いので、けっこう砕けてしまいます。
粉が出るので、何か敷いてやったほうがいいです。もったいないし。
あまりにも小さいスピロテロールの錠剤を、さらに半分にして飲むため、
こんな少ない量で本当に効くのかな? とも思ってしまいますが、ちゃんと効いています。
それだけスピロテロールは、強力な薬なのですね。
スピロテロールを飲むと胸が苦しくなります。
気管を広げているからでしょうか?
ドキドキしているのでしょうか?
なんか、手が落ち着かないのですが、震えているわけではありません。
すぐに治まりました。慣れただけかもしれません。
最初は、顔や体が熱くなりましたが、気のせいかもしれません。
心拍数も若干上がった気がします。
運動前にスピロテロールを飲むと、体が熱いように思えます。
運動すれば、カロリー消費には効果がありそうです。
心臓にも負担がかかっているかもしれません。
やはり、2週間以上連続でスピロテロールを使うのはやめた方がよさそうです。
スピロテロールの効果
とりあえずスピロテロール(クレンブテロール塩酸塩)使用前に体重を計りました。
腹を下していたので、水分が少なめですが、70.4Kgです。
なんとなく、スピロテロールに利尿作用を感じます。
3日後、69.9Kgになりました。
これくらいの重量は毎日加減しますが、60Kg台は久しぶりです。
また、数週間、炭水化物をほとんどとっていないため、内臓の水分ということはないはずです。
スピロテロール使用開始1週間もすると効果が控えめになるので、やはり効きにくくなっているようです。
20mgづつ飲むことは同じですが、スピロテロールの頻度を増しました。
1日2回から、3回に増やしました。
11日で使用をやめ、体重を計るも、70.4Kgにもどりました。
やはり、私にとってはスピロテロールは、あまり意味がなかったようです。
少なくとも体重の面では。
しかし、バリバリの減量期、私の場合2ヶ月で9Kg痩せた時期にスピロテロールを使っていれば、
さらに効果は高かったのではないでしょうか。
スピロテロールは、バリバリの減量期に使うのがベストです。
つまり、頭自体を減量モードに切り替えるという事です。
実際に、私もちょこちょこ減量していますが、考えが完全な減量モードでないときにやっても効果はなかなか出ません。
だからといって、おいそれと、頭を減量モードにするのは大変です。
私は前回の減量モードから、次の減量モードまで、3年もかかりました。
まあ、前回だって、最初の減量モードから20年以上たっているわけですから、今回は上出来です。
なかなかエモーションも起きないし、モチベーションの維持が大変なんです。
スピロテロールは減量で、ちょっと停滞し始めた時だと効果が高いかもしれません。
今後は運動の前だけ、スピロテロール20mgを飲んでみようかとおもいます。
テストステロンで引き締まる
スピロテロール(クレンブテロール塩酸塩)は、減量期に効果を発揮してくれる薬ですが、
それ以外の時期(例えば増量時)にも脂肪減少に有効な薬があります。
男性ホルモンとして有名な
テストステロン
や、DHEA(ジヒデロエピアンドロステロン)です。
減量のためだけに男性ホルモン剤を使用(経口、塗薬、注射)する人は少ないと思いますが、
テストステロンは、脂肪減少にも効果があります。
加齢によりテストステロンの分泌が減ると、筋肉が減り、脂肪が増えてしまうのです。
そもそも、テストステロンやDHEAは、分泌量が20代でピークを迎え、それ以降、右肩下がりに下降します。
そして、テストステロンもDHEAも、40代半ばにはピーク時の半分程度にまで分泌が減ってしまうのです。
それも健康的な人の話で、ストレス等によりテストステロン分泌量がもっと大きく落ち込む人も少なくありません。
下手をすると老人以下、限りなく0に近い人さえ存在します。
20代の頃は太りにくく、30代、40代で徐々に太りやすくなると感じるのは、
世の男性諸君には周知のことと思いますが、
テストステロンやDHEAなどのホルモン分泌量がかかわっていることは明白です。
つまり、ホルモン分泌が減ったことによって太るわけです。
もちろん、運動不足や食生活も関係あります。というか、そっちの方の原因が大きいと思います。
そもそも運動している人はテストステロン分泌量も下がりにくい。※でも、下がります。
少なくなってしまったテストステロンやDHEAは、薬で20代並みの血中濃度にしてしまえばいい。
私は、以下のテストステロンの薬(2種類)を常用していますが、確かに太りにくくなっています。
やたらと元気で前向き、などのマインド的な部分が大きいですし、性機能も大幅に改善されています。
DHEAは痩せる、とうたって販売されていたこともあるのですが、個人輸入はできなくなったので、入手は困難です。
(私も、今持っているDHEAを飲み終わったら、使用終了です)
一方テストステロンは国内産、外国産を問わず、簡単に入手できますし、副作用も(ほぼ)ありません。
テストステロンの効果と副作用がないことは、自身の使用はもちろん、公開されている実験でも示されています。
ただ、アナボリックステロイド(筋肉増強剤)は別物で、効果も副作用も段違いですので、
おすすめはしませんが、これも減量効果は期待できます。
まあ、使用量を注意して使えば、怖いものではありません。
アナボリックステロイド(ハロフルオックス)でダイエット