トレーニングをやる上での心得
ドリアン・イェーツ
私がウエイトトレーニングを語る上で、避けては通れない偉人。それが、英国の偉大な怪物ビルダー、ドリアン・イェーツです。
Mr.オリンピア6連覇の偉業を成し遂げたドリアンは、
ウエイトトレーニングに打ち込んでいた20代の頃の私にとって青春そのものでした。
当時、マッスルアンドフィットネスやマキシマムマッスル(廃刊)などを熟読していた私は、
ドリアンの記事を読みながら、深く感銘を受けていました。
引退時に出た、ドリアン・イェーツのすべて、という本も速攻で買いました。
今では古本で手に入れば御の字ですね。値段のわりに内容は薄いです。
いつも物静かでありながら、ジョンブル魂むき出しの、彼のトレーニング哲学を学び、
ひとり黙々とジムでウエイトトレーニングしている自分に重ね合わせていたのかもしれません。
自分と同じ考え方なのが嬉しくて、ドリアンのスプリットを真似した4分割のトレーニングメニューを組んでいました
まだ見たことがない方に是非見ていただきたいのが、ドリアンのトレーニングビデオ、ブラッドアンドガッツです。
この手のビデオには珍しく、余計な部分は一切なし、しかも白黒です。
ただ黙々と、いつもやっているワークアウトを、ドリアン所有のイギリスのジムであるテンプルジムで行っているだけ。
渋い。クールすぎる。
リー・ヘイニー、シュワルネッガー、ケビン・レブローニなどのトレーニングビデオも持っていますが、
このビデオだけ、あまりにもハードで、レベルが違い過ぎます。
ただ見るだけで、体温が上昇し、テストステロンが分泌されること間違いなし。
ドリアンのトレーニング哲学、姿勢は、それだけでトレーニングしている人、すべての方のモチベーションとなることでしょう。
自分との戦い
スポーツ全般がそうだとは思いますが、究極の個人競技のひとつともいえるボディビルにおいては、
まさに自分との戦いと言えるのはないでしょうか。
トレーニングパートナーと組み、又はライバルと共にトレーニングを積むことで、
より高いレベルに上がりやすくなる、という方も少なくないと思います。
もっとわかりやすく言えば、ひとりで黙々とトレーニングするよりも、仲間がいれば挫け辛くなるのではないでしょうか。
ただ、これでは、他人の都合で出来ない日が必ず出来てしまいますので、実際は個人と仲間、併用となるでしょう。
私の場合は、ひたすら個人で、もくもくと取り組みました。。
何事も自分との戦い、という認識なので、ライバルはいない、という考え方であり、信念でもあります。
何もこれは、トレーニングに限ったことではなく、
HP作成、投資、小説を書く、山登り、ソロキャンプ、サイクリング、ランニングなど、数え上げればきりがありません。
ダイエットなどは一番わかりやすい例なのではないでしょうか。自分でやるしかない。
ただ、ビリー隊長が励ましてくれたり、大金払えばトレーナーが叱咤激励してくれるから結果が出るのです。
誰も励ましてくれなければ、前に進めない、というのでは、いずれ自分以外の人間の影響で終わってしまうのです。
程度の違いはあれ、トレーニングは自分との戦いであることに変わりありません。
メンタルが充実していなければ、やはり成功はおぼつかないものとなるでしょう。
小さな成功を重ねることで、メンタルもまた強化されます。
トレーニングとメンタルの関係はうまくいけば好循環となり、自身をレベルアップさせてくれるでしょう。
また、
テストステロン
を摂取することで、かなりの「やる気」を得ることができます。
筋肉はさほど増えないけど、元気になり、運動したくなります。
継続は力なり、です。続けるにはどうすればいいのか、考えましょう。
※参考:ハロフルオックスで細マッチョ
継続の力
世の中で最も強い成功の力、それは継続です。
どんなに素晴らしい論理、方法であっても継続しなければ発揮できません。
どうやって続けるか、これが悩みどころですね。
ダイエットが続かない。トレーニングが続かない。なんでもそうです。
これは潜在意識が邪魔をしているからです。つまり、潜在意識を味方につければいいのです。
詳細は省きますが、ダイエットが成功した姿、細マッチョになった姿を毎日想像するのがベストです。
その結果、異性にモテるところも想像しましょう。
頭の中に鮮明に自分の成功した姿を描くことができれば、成功はおのずと向こうの方からやってきます。
ただし、すぐにではありません。
また、単調だと飽きてしまうので、変化をつけます。
トレーニングならメニューを変える。場所を変える。時間を変える。順番を変える、など。
私の場合は、野外でのトレーニング部分はメニューが確立しているので、変化は(ほぼ)ありません。
ランニングの時間を増やすなどを行いましたが、平日60分が限度です。
それでも住宅街を周回するランニングを逆回転にするなどの工夫もしました。
あとは部屋での膝つき腕立て伏せやダンベルカール。ストレッチや腹筋。
インナーマッスルのチューブトレーニングなどを追加していく。
ランニングだけでなく、週末はサイクリングや登山などのほか、シャドウ、縄跳びをしたりして変化をつけます。
それでも飽きは来るもので、どうしようかと思案しましたが、出てきたのが剣道の素振り。
ただ棒を振るのも何なので、剣術を木刀で。
さらにネット動画を見ながら勉強していると棒術が出てきたので、これをやることに。
ホームセンターで丸棒を買ってきて、動画を見ながら棒術の技を盗み、どんどん実践。
我流の技ですが、ムエタイの体術なども組み込んで、楽しみながらやっています。
筋肉にもいい刺激が来ますし、エアロビック効果も抜群です。
気分のスイッチというのもあります。ジンクスに近いですが。
この歌を聴いたらトレーニングに燃える、など。
最初に懸垂をするとトレーニングしたくなる、コーヒー飲んでから筋トレする、など。
やっぱり好きが一番
やっぱりなんといっても、一番大事なのはトレーニングが好きなこと。
好きなら続けられますし、楽しい。
なんだかんだいっても、好きこそものの上手なれ。さらに、楽しんでしまう者はそれ以上です。
結局、私はトレーニングが好きなんですね。
最初は自宅でバーベル、そしてジムに行きだすとウエイトトレーニング、ダンベル、マシン。
そして今では、屋外で筋トレとシャドウ、鉄棒です。
やっていることは年齢や時期によって、常に違うけれど、全てトレーニングです。
身体を鍛えるのが好きだから続けられるのです。
ランニングでスタミナもつき、脂肪も減って軽くなる。
ジムでトレッドミルやステーショナリーバイクをしても、辛いだけで楽しくなかったけど、
実際に、サイクリングコースを自転車で走ったり、ランニングしたりするとけっこう楽しいです。
目に映る風景や、ここちよい風、あるいは音や匂いというものまで感じられるのは最高です。
ただ、ひとりで走っていると、どうしても記録に目が行ってしまい、じっくり楽しめませんが。
やはり、季節ごとの風景や風を感じながら、外を走るのは楽しいです。
変わったところでは、天気、空気を感じる、というのもあります。
継続は力なり
どんなことでもしっかり行えば、だいたい90~100日で成果が出始めますが、
これは潜在意識が、継続の方が標準に変わるころでもあります。
ここまでいけば、トレーニングしないと気持ち悪い、という感じにさえなります。
もはや、運動せずに部屋でゴロゴロしてた頃の思考が再現できません。。。
当時は逆に、毎日運動バリバリの思考が理解できませんでしたが。
疲れて動けない。から、動かないと気持ち悪い、になってしまいます。
恐らくテストステロンのお陰でしょう。
運動とはすごい力を持っています。
夕飯後に、腹減ってないのにアンドーナツ3つ食べたりしていたのが、嘘のようです。
プリングルスのポテトチップも、一気に7割食っていました。
うまいんだもん。
でも、ものすごく体に悪い。絶対に病気になるね。。。
今では、スナック菓子や揚げ物、ご飯を食うこともなくなりました。
もちろん、仲間と外食の場合は別です。
飲みに行くと、必ず鶏のから揚げを食うし、酒もたくさん飲む。
スナック菓子は、そもそも美味しく感じません。
美味しいお菓子は柿ピーぐらいですね。
炭水化物、ラーメンもおいしくなくなっちゃったし。。。
潜在意識を我が物にし、インストールが完了すれば、運動があたりまえになります。
まあ、そこまでが大変ですが。
1回ケトーシスになると、変わるのかもしれません。