インナーマッスル
肩の痛み
ウエイトトレーニングを続けて20数年が経ちましたが、15年来の肩の痛みに悩まされています。
肩の痛みに対しての経緯は、以下のコンテンツを参照してください。
→トレーニングによる肩の痛み
50肩(五十肩)
40肩、50肩(四十肩、五十肩)というのがあります。皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう。
肩が痛い、肩が凝る、人それぞれで肩の症状は様々です。
しかし、肩の症状の違いを知っているでしょうか?
40肩(四十肩)は普通の肩凝りですので、誰でも20代頃から経験しているはずです。
肩凝り経験のない人は幸せな人です。
下手をすると10代の頃から受験勉強のし過ぎで肩凝りに悩まされている人もいますね。
それどころか塾通いの低年齢化でひとけたの年齢でも肩が凝るとか……考えただけで肩が凝ってしまいそう。
肩凝りは肩が凝っているだけなので、肩を揉んだり、温泉につかったり、お灸、鍼、磁石などで一時的にせよ解消されます。
しかし、50肩(五十肩)は関節周辺の痛みであり、肩凝りとはまったくの別物です。
関節に筋肉や腱が挟まって炎症を起こしているような状態なので、一筋縄ではいきません。
他にも痛みの原因はありますが、この挟まっている筋肉がインナーマッスルだったりします。
衰えるとダラ~ンとなって肩関節にインナーマッスルが挟まるというわけです。
肩関節周辺のインナーマッスルなどの炎症なので、痛みは肩凝りのレベルではありません。
文字通り、肩が痛くて腕が上がらなくなります。
スノーボードの怪我に端を発し、肩関節が痛むのですが、
医者にも行ったし、色々とやっても改善されず、この50肩(五十肩)が怪しいのでは、と考えるようになりました。
そもそも、医者にもインナーマッスルで肩を鍛えろ、といわれていましたし……。
インナーマッスルとは
さて、そのインナーマッスルですが、一体なんなのでしょうか?
インナーマッスルトレーニングって何?
おうちでマッスル?
このサイトでもやたらと説明、解説しているように、外から見てモリモリマッチョな筋肉の作り方は、
自分でも分かっているし、実践もしています。いわゆるアウターマッスルですね。
ボディビルダーといえば、アウターマッスルの意味は一発で分かりますね。
それでは、インナーマッスルとはなんなのか?
分かりやすくいうと、インナーマッスルとは
関節周りにあって動作を補強する役目を負った筋肉(マッスル)のことです。
かえって分かりにくいですか?
つまりインナーマッスルとは、どんなスポーツであっても重要となる筋肉なのです。
ある意味、究極の筋肉スポーツともいえるウエイトトレーニングにおいてもインナーマッスルの
必要性は変わりません。
インナーマッスルは関節周りにある上、そんなに大きくない筋肉なので外からは見えません。
小さくても見えませんが……。
なのでインナーマッスルは、いまいちウエイトトレーニングに打ち込むトレーニーには人気がないかもしれません。
また、インナーマッスルは強い負荷では鍛えられず、これでいいのか?
というような軽いトレーニングのみが有効となります。
インナーマッスルを鍛えると、ウエイトトレーニングをする上での効果は何が期待できるか、というと。
インナーマッスルは関節を安定させる効果があるので、結果的によりハードなトレーニングが可能になります。
でも乱暴にやってはいけません。ランボーになってはもっといけません(笑)。
高重量を扱ったトレーニングを行うには、インナーマッスルトレーニングで関節の強化が必要です。
インナーマッスルトレーニングは、怪我の防止にも効果があります。
インナーマッスルトレーニング
インナーマッスルを鍛えるには、軽いチューブかダンベルがもっとも適しています。
トレーニングジムに通っているならケーブルマシンを使えるかもしれませんが、最低重量が5キロでは重すぎです。
チューブを使ってインナーマッスルトレーニングをする場合は、かなり軽めでいいです。
まさに「なんですか、これは?」というレベルです。
我が家には
ビリーズブートキャンプ
を買った際に付属品でついてきた
ビリーバンド
がありますので、これを使ってインナーマッスルトレーニングをすることにしました。
私が痛いのは両方の肩関節なので、ここのインナーマッスルを鍛えています。
⇒
トータルフィットネス(TotalFitness) ハンドル付トレーニングチューブ強 STT160
インナーマッスルトレーニング「内向きレイズ」
肩関節のインナーマッスルトレーニングです。
もっともメジャーなインナーマッスルトレーニングでもあります。
このインナーマッスルトレーニングは、立ってやっても、座ってやっても構いませんが、
座った方がやりやすいでしょう。
チューブを鳩尾の高さくらいの柱などに括りつけます。
チューブは体から遠ざかる方向に伸びます。つまり、右手での場合は、右腕を横に伸ばした方向にチューブを括りつけます。
チューブを握り、腕をダンベルカールでいうところの中間の状態、肘が直角になる状態で構えます。
この状態でチューブがピンと張っていればOKです。
手首を左手の肘に向かって動かし、チューブを引きます。この際のポイントは肘を動かさないこと。
なんだか、筋肉が動いているのか、動いていないのかさえ分からない状態のはずです。
これを10~20回、両腕に行ないます。右肩しか痛くなくても両方やりましょう。
バランスが崩れますので。
内向きレイズ
インナーマッスルトレーニング「外向きレイズ」
これも肩関節のインナーマッスルトレーニングです。
内向きレイズと違う部分は、動作の方向だけです。つまり外向きです。
右手でやる場合、チューブを左手を横に伸ばした方向に括りつけます。
カール状態で構えるのも一緒で、これを外に向かって稼働させます。
肘を動かさず、水平にゆっくりと動かすのがポイントです。
外向きレイズ